正明寺
正明寺(しょうみょうじ)は、兵庫県姫路市五軒邸にある天台宗の寺院。山号は姫路山。 概要
境内には兵庫県指定文化財の板碑(貞和2年(1346年)造立)がある。これは姫山の土中に埋もれていたものを明治9年(1876年)に発掘し移設したもの。周辺は寺町で本領寺、妙善寺、妙国寺、法華寺、円光寺、妙立寺、大法寺などの寺院が立ち並ぶ。 歴史
康治2年(1143年)、正覚坊道邃がに姫山に開創し姫道山と号した。建長元年(1249年)に後嵯峨上皇が勅願寺とした。正平元年(1346年)に赤松貞範が姫山に築城のため城下に移転、永禄年間(1558年 - 1570年)に黒田職隆が築城のため再び青見川の付近に移転、慶長13年(1608年)の池田輝政による姫路城築城の際、更に上寺町(現在の五軒邸)に移転して寺号も現在の姫路山正明寺に改めた。昭和20年(1945年)7月4日には姫路大空襲で焼失した。現在の本堂、庫裡、山門等は空襲後に再建されたもの。 脚注関連資料
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