『欽ちゃんのスミちゃん 〜萩本欽一を愛した女性〜』(きんちゃんのスミちゃん はぎもときんいちをあいしたじょせい)は、2024年8月31日に日本テレビ系『24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?』内で放送された単発スペシャルドラマ。主演は伊藤淳史[2]。
モデルの萩本欽一は、24時間テレビ創設時のメインパーソナリティを努めた。今作はその萩本とその妻・澄子との馴れ初めを中心にして、彼の半生を描く[3]。
萩本を紹介したドキュメンタリーや過去出演番組の映像を挟みながらドラマが進行する。
視聴率は世帯15.6%(個人9.3%)と過去3年より高い視聴率を獲得した[4]。
あらすじ
キャスト
主要人物
- 萩本欽一
- 演 - 伊藤淳史[2]
- 畠山澄子
- 演 - 波瑠[2]
- フランス座の花形ダンサー。引退後に萩本の妻となる。モデルは高峰みゆき。劇中での芸名は旧姓の本名である畠山澄子。実在の人物はストリッパーであるが、劇中では性的表現を排除した踊り子として描かれた。
- 佐藤マネジャー
- 演 - 香取慎吾[5]
- 萩本欽一のマネージャー。モデルは浅井企画の佐藤宏榮(後の佐藤企画代表)。
東洋劇場
- 東八郎
- 演 - 東貴博[3]
- 萩本が池信一の次に師と仰いだコメディアン[6]。東貴博の父。
- 緑川
- 演 - 芹澤興人[7]
- 演出家。モデルは東洋興業文芸部の緑川士朗。大宮敏充一座に入門志望だった萩本を東洋劇場に導いた人物。
- 山田
- 演 - 高橋努[7]
- 劇団員。
- 渡辺
- 演 - リリー(見取り図)[7]
- 劇団員。
- 石田瑛二
- 演 - 坪井信也(ヴィレッジ)[8]
- 東洋劇場の花形芸人。東八郎・池信一とともに丁稚トリオとして人気を博した。
周辺人物
- 坂上二郎
- 演 - アタック西本(ジェラードン)[3]
- 萩本とコント55号を組むことになるお笑い芸人。
- 芸能リポーター
- 演 - 渡辺隆(錦鯉)[3]
- モデルは梨元勝。番宣では梨本の名は使われず「伝説の芸能リポーター」と表現された。
- 電気屋さん
- 演 - チャンス大城[7]
- 澄子の母
- 演 - 紫城いずみ
- 澄子の妹 アキコ
- 演 - 金澤美穂[7]
- 笠原医師
- 演 - 小木茂光[7]
- 産婦人科医
- 野久保医師
- 演 - 野村知広[9]
- 内科医
- 萩本一童
- 演 - 阿部翔平[9]、國府田望翔(子役)[10]
スタッフ
VTRが使用された番組
括弧内はVTRに登場する出演者。
- ドキュメンタリー編
- 本編
評価
知られざる夫婦愛にSNSでは感動の声が多数を占めた[13]。作家の岡田なおこは、澄子に関するエピソードの少なさや史実と異なる臨終シーンの演出などに苦言を呈した[14]。
企画の許諾問題
萩本は、2024年9月18日放送のTOKYO FMのラジオ番組『TOKYO SPEAKEASY』の中で、「(『全日本仮装大賞』のディレクターが)『今日、後輩が来てるんだけど、大将(萩本)のスミちゃん(澄子)の本読んだらしいの。あの野郎、感激して、これドラマにしたいなって言ってたよ!』って。俺(萩本)が『笑っちゃうね!』って言ったら、テレビになってましたよ」と語っている[15]。
これを受けて日本テレビは9月の定例記者会見で副社長の福田博之が会見し、「すべてきっちり確認許可を経て、制作に取りかかっている」と主張。双方の意見が対立する事となった。[16]
脚注
注釈
出典
外部リンク
日本テレビ系列 『24時間テレビ』内スペシャルドラマ |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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欽ちゃんのスミちゃん 〜萩本欽一を愛した女性〜 (2024年)
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3回 - 10回 | |
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11回 - 20回 | |
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21回 - 30回 | |
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31回 - 40回 | |
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41回 - 50回 | |
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※第1回 - 2回、第15回 - 19回、第22回 - 23回は放送なし カテゴリ |