樽江突撃
樽江 突撃(たるえ とつげき)は、日本の男性YouTuber、VTuber。漫画『HUNTER×HUNTER』の休載が長引いていることで始めた「ハンターハンター連載再開まで一日一千回(一万回)感謝の正拳突き」の活動で知られる。 活動感謝の正拳突き『週刊少年ジャンプ』で連載されている『HUNTER×HUNTER』は、定期的に休載に入ることで知られており、特に2018年52号からの休載は長期にわたっていた。作者の冨樫義博に対する「冨樫仕事しろ」といった非難も散見されたが、樽江にはむしろ「ここまでこんなに面白い話を描いてくれたじゃないか」と感謝したい思いがあり[1]、何かポジティブな話題を提供できないかと考え、同作に登場するキャラクター「ネテロ」にちなんで2020年1月16日に「ハンターハンター連載再開まで一日一万回感謝の正拳突き」を開始した[2][3]。 樽江自身はもともとYouTubeには馴染みが無かったというが、4時間ただ座ってカメラに微笑み続けるというベンジャミン・ベネットのパフォーマンスを見てYouTubeにおける表現の幅の広さを知り、「何十人かに観てもらえたらうれしいな、くらいの気持ち」で自身の投稿活動を始めた[4]。武道の経験はなく、約2000円の道着を購入して見よう見まねでの活動開始となったが、初回の投稿後には指が腫れて筋肉痛になり、日常生活にも支障をきたすことから「一日一千回」に切り替えた[4]。 毎日「一日一千回感謝の正拳突き」を続けたものの、配信回数が120回になってもチャンネルの登録者数は10人ほどで、生放送を見に来るリスナーも0-1人という状況が続いた。しかし、2020年5月にTwitterで話題になったことでチャンネル登録者数が3000人に急増。動画の再生数が数百回から22万回に跳ね上がるなど、認知度が高まった[4]。 その後も毎日の配信活動を続け、仕事の関係で帰宅が24時を回ってから配信を開始することもあれば、朝3時に起きて配信することもあった[5]。また、チャンネル登録者数が一定の数に達した時などには、記念日として一万回の感謝の正拳突きを行った[2]。樽江の活動は海外のファンにも認知され、視聴者の7割は外国人だったという[6]。 3年近い活動の継続ののち、2022年10月11日、『週刊少年ジャンプ2022年47号』(10月24日発売)からの『HUNTER×HUNTER』の連載再開が発表[7]。奇しくも10月11日は樽江が感謝の正拳突きを始めてから1000日目であった[8]。これを受けて、10月12日から23日の12日間は「一日一万回感謝の正拳突き」を敢行[9]。10時間近い配信を連日続け、23日、約1万3000人の視聴者に見守られながら最後の感謝の正拳突きを終了させた[9]。今後の同様の活動については、肉体的・精神的な厳しさなどを理由として行わない旨を示している[8][9][10]。 その他の活動VTuberとしても活動しており、ゲームの実況動画を配信している。 マラソンや献血の動画も投稿していた他、2021年10月1日から2022年1月8日までは「100日後に食われる生姜焼き」というショート動画を作成している。 「感謝の正拳突き」の活動の終了後は、書籍を書写する配信をほぼ毎日行っている。 人物
脚注
外部リンク
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