榊原政令
榊原 政令(さかきばら まさのり)は、江戸時代後期の大名。越後国高田藩3代藩主。官位は従四位下・式部大輔、遠江守。榊原家11代当主。 略歴先代藩主・榊原政敦の長男。母は象(きさ)の方。幼名を小平太。 文化7年(1810年)、父の隠居により家督を相続した。名君として知られ、藩政に尽くした。主なものでは藩士への産綬事業推奨、領内赤倉山の温泉を掘削して赤倉温泉を開き温泉奉行を置いたこと、藩士宅に果樹の木の植樹推進など、多方面にわたる改革や産業の育成を行い、藩財政の立て直しに尽くした。また、他藩の事情から陸奥国の飛び地分9万石余のうち5万石余を高田城隣接地に付け替えられるという幸運もあり、藩財政の安定をもたらした。 文政10年(1827年)隠居し、跡を長男の政養に譲る。文久元年(1861年)死去、享年86。 系譜父母
正室、継室 側室
子女
脚注 |