桑鶴実

桑鶴 実(くわつる みのる、1895年明治28年〉9月29日[1] - 1962年昭和37年〉6月27日[2])は、日本の政治家。鹿児島県谷山市(現・鹿児島市の一部)初代市長(市制施行時の町長)。

来歴

鹿児島県谿山郡谷山村(のち鹿児島郡谷山村→谷山町→谷山市、現・鹿児島市)和田(のち和田町、現・和田)森山出身[3]。鹿児島商業学校(現・鹿児島商業高等学校)を経て、日本大学を卒業する[3]東京府の職業補導所の助手となり[3]、その後、渡米し、コロンビア大学で社会科学を学んだ[3]。39歳で帰国し、理化学研究所に勤務し、理研朝鮮鎮南浦(現・南浦特別市)工場の総務部長となり、同地で終戦を迎えた[3]。引き揚げ後は、米軍政部の経済技術員となり、理研の搾油機械の販売を行っていた[3]。ほか、鹿児島県人権擁護委員に選ばれた[1]1951年、谷山町長選挙に立候補し、当選した[4]1955年に再選[4]1958年、谷山町は市制施行により谷山市となり、初代市長となった。1959年の初の市長選挙で当選[4]。3年後の1962年、在任中に死去した。

脚注

  1. ^ a b 人事興信所 1961, く73頁.
  2. ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、438頁。
  3. ^ a b c d e f 谷山市誌 人物史
  4. ^ a b c 谷山市(鹿児島県):政治データのブログ

参考文献