栗谷 かずよ(くりや かずよ)は、日本のフルート奏者、作曲家・編曲家。熊本県出身[1]。KAJU名義でシンガーソングライターとしても活動している。女性。
来歴
熊本市生まれ[1]。4歳でピアノを始め、幼少の頃より即興で歌うようになる。小学生の頃は合唱部、中学時代は吹奏楽部に所属しその頃よりフルートを本格的に始める。高校卒業後、武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科(フルート専攻)に入学。大学3年の頃よりジャズや即興演奏に目覚める。同校を卒業後日本で演奏活動の後、Asia World Scholorship奨学金を得て2007年、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学。在学中より、セッション・プレーヤー、レコーディング・アーティストとして活動を開始。
2010年に、Toshiko Akiyoshi Award他を受賞し、ジャズ作編曲学科Dipromaを取得後、ニューヨークに生活拠点を移し、Women of the Worldのバンドメンバーとして、ブルーノートやカーネギーホールにて演奏。また、Video Game Orchestraのオーケストラメンバーとしてボストンシンフォニーホール等で演奏。
2013年に帰国後は、自身の楽曲・音源制作のほか、楽曲提供や編曲・アーティストのサポートやCM音楽等での演奏、CM音楽の制作、ライブ活動を行う。
これまでの主な共演者
- Cesar Camargo Mariano
- David Matthews
- Eddie Gomez
- Marcos Valle
- 小川慶太
- 中村泰士
- ポーランドクラクフ室内管弦楽団
ディスコグラフィー
アルバム
- Kazuyo Kuriya 『Impressions』 (2011年8月23日)
参加作品
- Kasia Rokicka『Violet Rever』(2009年)
- 5.「Five for You」
- 6.「Falling Into the Sea」※フルート演奏
- Jazz Revelation Records『BIRDS OF A FEATHER』(2010年)
- 7.「Rain Dance」※バス・フルート演奏、作編曲
- ふたつゆ『はるいろ』(2011年)
- 1.「さくら、さくら」
- 2.「It might as well be spring」
- 3.「I can fly」
- 4.「春よ、来い」
- 5.「A flower is a lovesome thing」
- 6.「Aguas de marco」
- 7.「Here they come!」
- Women of the World 『Koloro』(2012年)
- Mariko Awada『Marguerite』(2012年)
- ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII LIGHTNING RETURNS FINAL FANTASY XIII Original Soundtrack(2013年)
- Wendy Rolfe & Deborah DeWolf Emery『Images of Eve』(2013年)※作曲
- Video Game Orchestra『Live At Symphony Hall』(2014年)
- a piece of cake『沈黙のカフェでランチを』(2015年)
- 「TVアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」オープニング・テーマEP『Fantastic Dreamer -Monday Afternoon ver. -』(2016年)
- Shadow Tactics(2016年)
楽曲提供
- Ayumi Ueda『Tales from the Sky 古からの物語』 (2010)
- OISCA 「子供の森」計画テーマソング『森の息吹』 (2014)
- 日本リモナイト50年記念曲『天空の道』 (2015)
- 火の国悠久の会 夏目漱石来熊120周年記念曲『草枕』 (2016)
- 第10回日本フルートフェスティバルinくまもと『Evergreen』 (2016)
- 村山友美・著『心身を浄化し、幸せを引き寄せる音瞑想CDブック』(2017年4月7日)
主な編曲
- National Flute Association Jazz Flute Big Band(2011年)
- フルートアンサンブル'90(2012年)
- Women of the World(2012年)
- World Flutes Ensemble Boston(2012年)
- 熊本中央高等学校校歌 吹奏楽編曲(2014年)
- 第10回日本フルートフェスティバルinくまもと(2016年)
- Flute Ensemble Angel Breath CD「Treasures」(2017年)
脚注
出典
- ^ a b 西日本新聞、2014年1月6日朝刊20頁より引用
外部リンク