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ワイナリー創業者の「林五一」とは別人です。 |
林 吾一(はやし ごいち、嘉永4年4月29日(1851年5月29日) - 明治43年(1910年)6月12日)は、日本の教育者。
経歴
広島藩出身。藩校で漢学を学んだ後、大阪兵学寮で兵学を、大阪開成所で英語を学んだ。1875年(明治8年)に広島師範学校を、1879年(明治12年)に東京師範学校(後の東京高等師範学校)を卒業した。その後、広島県師範学校教諭、宮城中学校校長、静岡師範学校校長、文部省編輯局勤務、愛媛県師範学校校長、栃木県師範学校校長、東京府女子師範学校校長・第二高等女学校校長事務取扱などを歴任した。
著作
- 著書・編書
- 『幼稚保育篇』 金港堂、1887年4月
- 『小学 全科教授法』前後編、山崎忠興ほか同輯、金港堂、1887年6月
- 『新定 小学習字帖教授法』 金港堂、1887年10月
- 『神奈川県地理小誌』 金港堂、1887年10月
- 神奈川県図書館協会郷土資料編纂委員会編 『神奈川県郷土資料集成 第1輯 地誌篇』 神奈川県図書館協会、1957年2月
- 『家政読本』全3巻、金港堂、1888年4月
- 田中ちた子、田中初夫編 『家政学文献集成 続編 明治期III』 渡辺書店、1970年11月
- 『教育 応用心理学』 金港堂書籍、1896年7月
- 訳書
脚注
参考文献
- 『現今日本名家列伝』日本力行会出版部、1903年。
- 「林吾一君官歴」『教育界』第9巻第9号、金港堂書籍、1910年7月。
関連文献
- 「愛媛県師範学校長 林吾一君小伝」(『日本之小学教師』第1巻第4号、国民教育学会、1899年7月)
- 「林吾一」(内尾直二編輯 『第二版 人事興信録』 人事興信所、1908年6月)