松阪神社
松阪神社(まつさかじんじゃ)は、三重県松阪市にある神社である。式内社で、旧社格は郷社。 祭神誉田別命(八幡神)と宇迦御魂神(稲荷神)を主祭神とし、明治の神社合祀により以下の神を合せ祀る。 歴史延喜式神名帳に記される「伊勢国飯高郡 意悲神社(おいじんじゃ)」の後裔社とされる(他に同市下村町の神戸神館神明社も論社)。 創建の年代は不詳であるが、古くからこの地に鎮座し、国司の飯高氏が産土神として崇敬した。 天正16年(1588年)、蒲生氏郷が当社の森(意悲の森)に松坂城を築城して当社を城の鎮守とし、八幡神を合祀した。以降、江戸時代まで「御城八幡」と呼ばれていた。慶長元年、吉田重勝が松坂城を修補した際に、当社に宇迦之御魂命を合祀した。 明治初年、式内・意悲神社に比定され御城八幡から意悲神社に改称し、明治4年7月に郷社に列格した。1908年(明治41年)3月23日、近隣の17神社、33柱の神を合祀し、松阪神社に改称した。 祭事7月中旬には当社および日野町・八雲神社、本町・御厨神社の祇園祭が行われる。元は、当社に合祀された魚町・雨竜神社、西町・八重垣神社の祭礼であった。これらの神社は、松阪の牛頭天王を祀る神社として「四天王」と呼ばれていた。 式年遷座20年に一度、式年遷座を行っている[1]。2016年(平成28年)9月11日にお白石洗い、10月15日に遷座が行われる[1]。 脚注
関連項目外部リンク
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