松田達郎

松田 達郎(まつだ たつろう、1924年12月10日 - 2003年1月27日) は、日本生態学者。元国立極地研究所所長。元南極地域観測隊隊長。

人物・経歴

鹿児島県加世田市(現在の南さつま市)生まれ[1]。旧制鹿児島県立川辺中学校(現:鹿児島県立川辺高等学校)出身[2]。1952年、東北大学理学部生物学科卒業[3][1]動物生態学加藤陸奥雄教授のもとで、害虫の研究を行い、東北大学理学部助手を経て[1][3]、1963年に東北大学理学部助教授[1]。同年、国立科学博物館第二研究部極地課研究員[1][3]。1965年、東北大学理学博士[1][4]。1968年、第11次南極地域観測隊隊長[3]。1973年、国立極地研究所教授・資料主幹。1981年、国立極地研究所研究主幹[1][3]。1984年、国立極地研究所所長[3]。1988年、任期満了退任。1989年、国立極地研究所名誉教授[1]。2000年、勲三等旭日中綬章受章[1]

著書

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 神田啓史「故 松田達郎先生を悼む」『南極資料』第47巻第3号、国立極地研究所、2003年11月、i-iv、doi:10.15094/00009268ISSN 0085-7289NAID 120005510207 
  2. ^ 神戈陵を渡る風2(第082号)発行のお知らせ”. 鹿児島県立川辺高等学校公式ブログ (2022年12月16日). 2023年3月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 松田達郎(読み)まつだ たつろうデジタル版 日本人名大辞典+Plus
  4. ^ 松田達郎『南極昭和基地周辺におけるセン類植物群落とその環境水中の微小生物群集に関する生態学的研究』 東北大学〈理学博士 乙第414号〉、1965年。hdl:10097/23204NAID 500000427036https://hdl.handle.net/10097/23204 
先代
永田武
国立極地研究所所長
1984年 - 1988年
次代
星合孝男