松原八幡神社(まつばらはちまんじんじゃ)は、兵庫県姫路市にある神社(八幡宮)。
旧社格は県社。秋季例大祭は灘のけんか祭りの通称で知られる。
祭神
歴史
社伝によると、天平宝字7年(763年)4月11日、妻鹿の漁師が「八幡大菩薩」と書かれた霊木を拾い上げ、その霊木を祀ったことを起源とし、宇佐神宮の勧請としている。
平安時代には松原荘が石清水八幡宮の社領となり、その別宮となっていた。
弘安10年(1287年)春、遊行途中の一遍が参詣し、時衆たちに「別願和讃」を示した(『一遍聖絵』)。
文化財
- 姫路市指定有形文化財(建造物)
- 楼門(随神門)- 延宝7年(1679年)建立(昭和51年3月23日指定)
- 兵庫県指定重要無形民俗文化財
- 松原八幡神社秋季例祭風流(灘のけんか祭り) - 平成4年10月3日に姫路市の無形民俗文化財、平成18年3月3日に兵庫県の無形民俗文化財に指定。
- 兵庫県指定有形文化財(工芸品)
- 打刀拵(うちがたなこしらえ)1振 附:刀身 1口 - 桃山時代(昭和51年3月23日指定)、姫路市立美術館へ寄託
例祭
- 厄除大祭 2月18日,19日
- 祇園祭 7月6日
- 夏祭り 7月14日
- 八幡祭り 9月15日
- 秋季例大祭(灘のけんか祭り) 10月14日(宵宮),15日(本宮)
交通
- 普段は朝夕以外は普通しか停車しない無人駅だが、秋季例大祭の日には直通特急や特急が臨時停車し、駅員も配置される。
脚注
関連項目
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外部リンク