木造 俊茂(こづくり とししげ)は、室町時代後期の武将・公家。木造家6代当主。参議・木造政宗の子。
概要
明応4年(1495年)参議・木造政宗の子として生まれる[1]。明応9年(1500年)従五位下に叙爵し、永正2年(1505年)侍従に任ぜられる。
左近衛少将・中将を経て、大永6年(1526年)参議兼左近衛中将として公卿に列し、享禄3年(1530年)従三位に叙せられた。この間、享禄元年(1528年)から3年がかりで居城・木造城を改修したとされる[2]。あるいは、北畠顕俊がかつて木造村字稲垣に築いていた木造城の地が堅固でないとして、同村字城に遷したともいう[3]
天文2年(1533年)に出家した。のち、子息の具康を殺害したという[4]。
官歴
『公卿補任』による。
系譜
参考文献
脚注
- ^ a b 『公卿補任』
- ^ 『戦国人名事典 コンパクト版』334頁
- ^ 『伊勢国司紀略』『勢陽五鈴遺響』
- ^ a b c d 「北畠系図」『続群書類従』巻第135所収