有田川 (大分県)
有田川(ありたがわ)は、筑後川水系花月川の支流で、大分県玖珠郡玖珠町及び日田市を流れる一級河川である。 地理日田市東部の月出山岳(標高708.7m)に源を発し、概ね西流して、日田市の市街地北部で三隈川(筑後川本流の上流部)の支流である花月川に合流する[1] [2]。 自然魚類では、絶滅危惧IB類(環境省レッドリスト)のオヤニラミが確認されていほか、カワムツ、オイカワ、ウグイ、カマツカ、ドンコ等が生息している。また、鳥類では、カワセミや準絶滅危惧(環境省レッドリスト)のハイタカが確認されているほか、ツバメ、スズメ、ムクドリ、カワラヒワが多く見られる[2]。 水害有田川では、1995年(平成7年)7月、及び2001年(平成13年)7月に、浸水被害が発生している[2]。 また、2012年(平成24年)7月3日の平成24年梅雨前線豪雨では、護岸が1か所で決壊して氾濫[3]。花月川の氾濫と併せて、沿川の家屋835戸が浸水した[4]。また、同年7月14日の平成24年7月九州北部豪雨でも氾濫し[5]。これらの豪雨では観測史上最高の水位を記録を記録した[4]。 これらの被害を受けて、有田川は国の河川激甚災害対策特別緊急事業に採択され、2016年度までの完工を目途として、以下の災害対策事業が行われる予定である[6]。
流域の自治体主な支流並行する交通道路
脚注
|