是巨人
是巨人(Korekyojinn)は、日本のプログレッシブ・ロック・パワー・トリオ。1995年に結成されたものの一度のライブだけで活動休止する。1998年に「続是巨人」として再始動して現在に至る[1]。日本のプログレッシブ・ロック/ズール・シーンに属するいくつかのバンド・メンバーによるプロジェクトとなっており、米国の2レーベル、ジョン・ゾーンのツァディクとSkin Graft Records、そして日本のレーベル、Magaibutsuでアルバムをリリースしてきた[2]。 バンド名は、ディス・ヒートの「This=是」とジェントル・ジャイアントの「Giant=巨人」を掛け合わせて付けられた[3]。 メンバーMagaibutsuレーベルのオーナーであるドラマーの吉田達也は、ルインズを結成する他、高円寺百景や大文字を含む、さまざまなバンドやコラボレーションで活動を行ってきた[4]。ベーシストのナスノミツルは、ノイズ・即興バンドのGround Zero、アルタードステイツのメンバーで、大文字のメンバーでもあった[3][5][6]。ギタリストの鬼怒無月は、ズール・バンド、ボンデージ・フルーツのメンバーである[7]。 音楽性是巨人は、吉田達也作曲のインストゥルメンタル・ミュージックを演奏している。バンドのウェブサイトでは、「プログレッシブ・ジャズ・ロック・ポリリズム」 - 「息をのむように、未来的に、ハードロック・ファンクに、プログレッシブ・ロックと現代ジャズがぶつかるところ」と説明している[3]。 聴き手の反応オールミュージックのレビューは、ファースト・アルバム『Korekyojin』(1999年)に「3.5 / 5」、3rdアルバム『Isotope』(2005年)に「4 / 5」の星を付けている[2]。一方、ショーン・ウェスターガードはオールミュージックのレビューでアルバム『ツンドラ』(2011年)について次のように述べている。「アルバム『ツンドラ』は、偉大なバンドによる偉大なアルバムだ」[8]。ピッチフォーク・メディアのドミニク・レオーネは、セカンド・アルバム『アラベスク』(2004年)を「8 / 10」の評価でレビューした[9]。ドイツのプログレッシブ・ロック・レビュー・サイト、Babyblaue Seitenは、『Korekyojin』と『アラベスク』を「11 / 15」、『Isotope』を「13 / 15」と評価した[10]。 ディスコグラフィアルバム
脚注
外部リンク |