旧芦屋郵便局電話事務室
旧芦屋郵便局電話事務室(きゅうあしやゆうびんきょくでんわじむしつ)は、兵庫県芦屋市大桝町に所在し、かつて電話交換局として使用された歴史的建築物(近代建築)。現在は、結婚式場・レストランの「芦屋モノリス」として利用されている。また、2017年(平成29年)には国の登録有形文化財に登録されている[1][2]。 歴史旧芦屋郵便局電話事務室は、逓信省技師の上浪朗が設計し、1929年(昭和4年)に竣工した。太平洋戦争時の1944年(昭和19年)頃には、防空迷彩のために茶色の外壁がコールタールで黒色に塗装され、次いで1968年(昭和43年)にはリシン吹付塗装で白色の外観となった[2]。1968年に電話加入者が増加し、別の場所に新しい電話交換局(芦屋別館)が設置されたため、1981年(昭和56年)に電話交換局としての役目を終えた。また、1986年(昭和61年)に保存改修工事が行われ、外壁に塗られたコールタールやリシン吹付塗装が除去された。現在は、1階が濃茶色、2階が薄茶色の2色のスクラッチタイルが貼り付けられた外壁で、新築当時の外観となっている[1]。その後、2004年(平成16年)まではNTT西日本のお客様専用窓口として使用され、新規固定電話の開設業務も行なっていた[3]。 2004年(平成16年)にNTT西日本のお客様窓口が廃止され、2005年(平成17年)から結婚式場・レストラン「芦屋モノリス」として活用されている。 交通アクセス脚注参考文献
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