日本アーカイブズ学会
日本アーカイブズ学会(にほんアーカイブズがっかい、The Japan Society for Archival Science: JSAS[2])は、文書館などのアーカイブズの研究および実践のために2004年に設立された日本の学術団体[3]。 概要設立趣意書は、アーカイブズを「団体、家および個人が作成し、収受し、保存されてきた記録からなり、手書きや印刷された紙媒体のもの、電磁的記録のもの、そしてオーラルヒストリーなどからなっている」と定義し、会の活動領域は「(1)アーカイブズの管理に関する研究、(2)アーカイブズの成立・構造・伝来などに関する研究、(3)アーカイブズの教育・普及に関する研究などから構成されており、歴史学、社会学、情報学など既存の様々な学問分野の学理と連携しつつ、独自な領域をもつ」と説明している[4]。 設立時、「大学での講座開設を進めるために、まずモデルのカリキュラム編成に取り組み、資格の創設も目指したいとしている」と報じられていた[5]。学習院大学大学院人文科学研究科にアーカイブズ学専攻が設置されたのは2008年4月であった[6]。 目的と活動会則によれば、“アーカイブズに関する調査・研究を行い、わが国におけるアーカイブズ学の進展に寄与するとともに、アーカイブズ制度の発展に貢献すること”を目的とし、以下のような事業活動をするとしている[7]。
機関誌『アーカイブズ学研究』は年2回刊行されている[1]。 2012年、日本アーカイブズ学会登録アーキビストに関する規程・細則を確定した[8]。 組織2022年1月時点で、役員数は25人、会員数は個人正会員が461人、賛助団体が20である[1]。 事務局は、東京都港区新橋1-5-5 国際善隣会館5階に置かれている[1]。 歴代会長※所属は就任時のもの。
脚注
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