新世紀Mr.Boo! ホイさま カミさま ホトケさま
『新世紀Mr.Boo! ホイさま カミさま ホトケさま』(原題:鬼馬狂想曲、英題:Fantasia)は、2003年製作2004年公開の香港映画。 概要1970年代に大ヒットしたマイケル・ホイ主演のナンセンス・コメディ(実際は風刺だが)『Mr.Boo!ミスター・ブー(半斤八両)』をラウ・チンワン(劉青雲)主演でリメイクした映画だが、単なるリメイクでなく、ホイ3兄弟の出演した一連の映画に加え、70年代の香港映画に対するパロディとオマージュを奉げた怪作で、もちろん既製の映画のパロディネタも満載である。 劉はかつての主演であるマイケルを思わせる姿で演じており、古天楽はサミュエル・ホイを、陳小春はリッキー・ホイが演じた役をそのまま演じている。 マイケル自身も、魔法学校の校長役でカメオ出演している。ラウ・チンワンとの共演部分はアドリブでの撮影であり、物真似合戦の後にマイケルから「似ている」と言われ、メイキング映像で一瞬喜ぶ劉の姿が見られる。 また、セシリア・チャン演じる魔法使いの女の子は、1970年代に香港で人気のあったコメディシリーズの主人公である「林亞珍」(ジョセフィン・シャオ(蕭芳芳)が演じた)のキャラクターそのままであり、ツインズが演じる2人も、同じく70年代に香港で活躍したアイドルユニット「筷子姊妹花」を真似たものである。その他にも、往時の香港コメディ映画や、1969年の時代設定からアポロ11号の月面着陸など、数多くの時代的要素を取り入れており、古き良き時代の香港や芸能界へのオマージュにもなっている。 なお日本語吹き替え版では、広川太一郎がチンワンとマイケルの二役で新旧のBOOを吹き替えている。 あらすじ1969年の香港、仕事の依頼が無く、いつも暇を持て余している「701私家探偵社」の所長マイケル(チンワン)は、部下で熱狂的なブルース・リーオタクのサム(ルイス・クー)、首コルセットを嵌めている(リッキーでいうところのチョンボ)フグ(小春)の2名とともに、久々の仕事として骨董屋の警備の仕事をするが、いつも部下をこき使うマイケルは、警備中2人に食事を与えず、内輪もめの挙句に泥棒に入られてしまい、骨董品がめちゃくちゃになってしまう。 破損した骨董品を修理するために持ち帰ったマイケルらは、ガラクタの中のランプを投げ捨ててしまうが、投げ捨てたランプからアクビちゃんならぬハミー・ポッポー(セシリア)という魔法使いの女の子(?)が出てきて3人は仰天する。が、彼女は3つの願いを叶えないと魔法学校を卒業できないという落ちこぼれで・・・ スタッフ
※「天才與白痴」のカヴァーは一部サミュエル版と歌詞を変えている個所がある。 キャスト/吹き替え
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