イングランドは、ほぼ全域がいずれかの教区に属しており、ほとんどの教区には聖別された国教会の教会堂が建てられている。教区内に教区教会がない場合には、主教は別の建物を礼拝の場として認め、それを教区センター(Parish Centre of Worship)と称することがある。教区センターは聖別されてはいないが献納されており、ほとんどの場合、法的には教区教会と同等のものと見なされる[2]。世俗化が進んでいたり、改宗が盛んに起きているような地域では、教区センターはごく普通の礼拝の場所となっており、一方では大きな教会堂が維持費が捻出できずに売却される中で、コミュニティセンターや、地域内の他の宗派の教会の施設を使う礼拝もみられるようになっている。