技術英語能力検定
技術英語能力検定(ぎじゅつえいごのうりょくけんてい)は、一般社団法人日本能率協会(Japan Management Association) JSTC技術英語委員会が運営している日本における英語検定のひとつ。2020年5月(第123回・中止)から「工業英語能力検定(こうぎょうえいごのうりょくけんてい;工業英検)」から「技術英検」に試験名称等を変更[1]、2021年4月から主催団体名も公益社団法人「日本工業英語協会」(Japan Society for Technical Communication、略称JSTC)から「日本技術英語協会」(英語名・略称に変更なし)に変更した[2]が、2022年7月から日本能率協会が吸収合併して本検定の事業を継承した[3]。文部科学省後援試験。 一般の英語検定(いわゆる英検やTOEIC等)と異なり、科学技術英語に特化した英語検定である。 技術英語技術英語とは、科学技術情報のコミュニケーションに必要な英語のことである。科学技術野では一般の英語能力とは別に、受け手側の想像力により色々と複数の解釈できてしまうことがないように事実を正確・簡潔に伝える能力が求められる。日本技術英語協会ではこの基本的な能力を3C(Clear, Correct Concise)と定義し検定や教育プログラムの根底に据えている。 技術英語は技術者、研究者が学ぶべき英語であることは前述のとおりだが、その応用範囲は工業分野のみならず産業界で幅広く応用が可能である。農業、鉱業、医療などの分野においても3Cの視点から表現力や読解力を獲得することが今後一層必要となるであろう。 受験級第123回技術英語能力検定以降の受験級は、以下の4つに分けられる[注 4]。 プロフェッショナル及び準プロフェッショナルは同一のプロフェッショナル試験で判定され、得点によってプロフェッショナルまたは準プロフェッショナルに認定される。
なお、工業高等学校のジュニアマイスター顕彰制度では、プロフェッショナル合格者には30ポイントが付与される。同顕彰制度とは別に各回の等級別最優秀学生には文部科学大臣賞が授与される。 2020年5月以前第122回工業英語能力検定までの工業英語能力検定は以下の受験級に分かれていた。
2014年以前2014年までの工業英語能力検定は以下の受験級に分かれていた。
認定団体の再編公益社団法人日本技術英語協会は2022年7月1日を以て、グループ法人である一般社団法人日本能率協会に吸収合併されることが決定された。[4]吸収合併以降も技術英語能力検定試験及び技術英語教育研修事業は継続して実施される見込み。 脚注注釈出典
関連項目外部リンク
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