憎くても可愛くても
憎くても可愛くても(にくくても かわいくても、ハングル:미우나 고우나)は、韓国KBSにて2007年9月3日から2008年5月2日まで放送されたテレビドラマである。全172話。 概要毎週月曜日から金曜日までの週5回、1話あたりの放送時間は約30分間という形式で放送された。ペク・ヨンスクとキム・サギョンが共同で脚本を執筆し、イ・ドッコンが演出を担当した。韓国国内においては平均で35.4%の視聴率を獲得し、2007年度の連続ドラマ視聴率ランキング1位にもなった[1]。 あらすじ気立てがよく誰からも愛される性格なのに仕事がなくプータロー生活を送っていたカン・ベコは、母親オ・ドンジがボンジュール食品社長のポン・マンスと再婚した事がきっかけでポン家で暮らすようになり、父親の会社で契約社員として働くようになった。ところが配属されたマーケティング部のチーム長は、ペコが母親の積立金を使い込んで家に帰れなくなった時、スーパーで試食品をむさぼる様子に呆れ返っていたナ・ダンプン。最悪の形で出会ったふたりは、その後も仕事でペコが失敗をやらかしてはタンプンが責任を取らされて…と険悪な関係が続くが、プロジェクトに取り組んだり事故に遭った一方をもう一方が助けたりという事が続くうち、そのうち互いに惹かれ合っていく。しかしトンジに預けていた積立金をペコに使い込まれたタンプンの母親イ・ジョンスンはふたりの交際に強硬に反対、トンジもふたりの交際にはいい顔をしない。 タンプンの兄で敏腕ファンドトレーダーのソンジェは、フランスからの留学を勝手に切り上げて帰国したマンスの娘スアと出逢い一目ぼれされた。ソンジェはベコの遠縁の親戚 (叔父ダヨンの元妻の姪) で獣医師のファン・ジヨンと交際中で、互いの家に挨拶に行く程関係は進展していたが、チヨンに一方的に別れを告げてスアと結婚。ボンジュール食品の企画本部長として入社。しかし厳格で質素な公務員家庭のナ家の家風になじもうとせず、家事は誰かにやってもらって当たり前状態のスアと、家族との間には軋轢が耐えない。板ばさみ状態のソンジェはやがて、自分から振ったはずのチヨンへの想いを再燃させるが、チヨンは大学時代の先輩でボンジュール食品研究員のソ・ウジンとの仲を深めていた。そんな中でチヨンの父親が負ってしまった借金をソンジェは自分のポケットマネーで返済したが、これがスアにばれ、激怒したスアは離婚を申し立てた。 ソンジェは新規に工場を建てる計画を進めていたが、地元住民からの反対に遭ってしまう。建設交通省次官である父キテに用途変更の打診をしたが断られたため、ソンジェは賄賂を使って強引に用途変更をした。マンスが急病で倒れて意識不明となっていた間に、ソンジェは会社の実権を握り、二重帳簿を作成したり、反対デモを行う地元住民を襲わせたり、試験に合格して正社員になって間もないペコを解雇したりとやりたい放題であったが、とうとう事が明るみに出て逮捕された。スアとソンジェは正式に離婚し、スアは再びパリに向けて旅立った。 2年後。DNA鑑定の結果正式にマンスの息子だと判明したペコは昇進しただけでなく、タンプンと幸福な結婚生活を送っていた。ウジンと結婚し出産を控える身となったチヨンはスーパーで偶然にソンジェと再会した。トンジとタンプンは共に産婦人科の診察を受けて、意外な事実を耳にしたのであった。 キャストカン家・オ家
ポン家
ナ家
ファン家
ボンジュール食品関連人物
その他
韓国国外での放送台湾台北市所在のケーブルテレビ局であるヴィデオランド・ドラマチャンネル (緯來戲劇台) にて、2008年8月26日より放送された。当初は21時から1時間の放送であったが、同年9月10日より23時までの2時間番組となった。 日本2008年2月8日より、KBSワールドにて放送された[3] 後、TVQ九州放送[4][5]、BS朝日[6] で放送され、その他国内各地のテレビ局にて放送されている。 香港2009年3月9日より民放局の亜州電視にて、19時から1時間番組として放送された。 脚注
外部リンク
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