慈谿市(じけい/ツーシーし、簡体字: 慈溪、拼音: Cíxī)は、中華人民共和国浙江省寧波市にある県級市。寧波市中心部から北西に約40kmの位置にある。
歴史
春秋時代は越に属した。唐の開元26年(738年)に慈谿県が設置された。1988年に県級市になった。
経済
電器工業が発達している。
観光地として、元の中心地である慈城=慈湖(現在寧波市江北区に転属)に、科挙博物館や孔子廟を整備し公開している。寧波市からバスで1時間の距離に位置する。
物産
鉱物資源として鉄、銅、非金属資源として石墨、石英、天然ガス、泥炭等が採れる。郷土の特産品として楊梅、麦門冬、絲瓜絡、古窑浦水蜜桃、鳴鶴雷竹笋、周巷醤油、天元牌黄酒、竜山黄泥螺、三北豆酥糖、砂蟹、天元古旧家具等がある。
慈谿絲瓜絡及び加工品、慈谿楊梅は地理標誌産品に認定されている。
行政区画
- 街道:宗漢街道、坎墩街道、滸山街道、白沙路街道、古塘街道
- 鎮:掌起鎮、観海衛鎮、附海鎮、橋頭鎮、匡堰鎮、逍林鎮、新浦鎮、勝山鎮、横河鎮、崇寿鎮、庵東鎮、長河鎮、周巷鎮、竜山鎮
出身者