応県木塔
応県木塔(おうけんもくとう、中国語: 应县木塔、YingxianMuta)、または仏宮寺釈迦塔は、中国で遼代の1056年(清寧2年)に山西省朔州市応県北西の仏宮寺境内に造立された木造の仏塔(仏宮寺釈迦塔)である。高さ67メートルにも達しており、現存する世界古代史上最高層の木造建築として知られている[1]。旧字表記では、應縣木塔。 概要高さ67m、径30mで、外観は5層であるが、内部は9層の八角塔である。遼朝の第7代皇帝である興宗の外戚、蕭孝穆が建立した。塔が完成したのは、造立が始まった1056年から140年後であったとされる。 1層目には、高さ11mの釈迦如来座像を祀る。 また、1982年に、塔内の像の中から、遼代の大蔵経の一部(12巻)などの木版印刷物が発見された。 1961年に国務院から中国全国重点文物保護単位に指定されている[2][3]。 ギャラリー
参考文献
脚注
|