復星国際
復星国際(ふくせいこくさい、中国語: 复星国际有限公司、 英語: Fosun International Limited)は、中国・上海市黄浦区にある複合企業、投資会社。1992年創業。復星集団(グループ)の基幹企業。2015年時点でのグループ傘下の上場企業は21社[3]。 概説1992年に上海で、郭広昌(現・代表)、梁信軍(現・副代表)ら復旦大学の卒業生5人により調査会社として設立され、製薬、不動産などに多角化し、2007年に香港証券取引所メインボードに上場(復星国際00656.HK)。保険、工業経営、投資、資産運用管理の4業種を中心にした国際的複合企業グループとして中国の経済発展とともに急成長し、フォーブスが2014年に発表した世界の公開会社上位2000社のランキングでは751位。2014年6月末時点の同グループ総資産は3133億元(約5.6兆円)[4]。 同グループ不動産投資及び管理部門として復星地産(Fosun Property)があり、金融、ヘルスケア、カルチャー、観光、物流を柱に新都市開発・建設関連企業を多数有し、中国全土および海外不動産への投資・買収を積極的に行ない、中国の不動産投資開発業界の大手として知られる。 創業者の一人であり「中国のウォーレン・バフェット」とも呼ばれる最高経営責任者(CEO)の郭広昌は 2015年12月に行方不明であることが報じられた[3]。報道を受け、同年12月11日に復星グループ企業の株が一時売買停止となったが[5]、中国の経済誌『財経』によると、当局によるある調査に協力後、自宅に戻ったとされ[6]、復星国際も「上海で司法機関の調査に協力している」と発表した[7]。 2020年代に入ると不動産不況や新型コロナウイルスの流行により業績不振が鮮明となった。決算報告書によれば、2022年6月末時点の負債総額は6511億5700万元とされており、財務状況を改善させるために資産の売却を進める状況となった[8]。 日本事務所は東京都港区の赤坂にあり[9]、高齢者サービス、食品、旅行、製造業関連の日本企業の買収と合弁を目的とする[4]。 傘下企業
脚注
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