御幣川御幣川(おんべがわ)
御幣川(おんべがわ)は、鈴鹿川水系の支流で、三重県中北部を流れる一級河川。 河川名は、かつてこの川で採れる鮎が伊勢神宮に御贄として献納されており[1]、それに先立ち川面に御幣を立て神事を執り行ったことに因む。但し現在は下流部に堰堤が築かれたため、鮎が伊勢湾から遡上できなくなった。 流域では2007年からミエゾウの化石の調査が行われ、牙、臼歯、肋骨の化石が発見され、三重県総合博物館で展示されている[2]。 地理鈴鹿山脈山系の仙ヶ岳東麓に発し、2つの沢が合さって小岐須渓谷を刻みつつ南東流。台地に出て間もなく、入道ヶ岳に発した鍋川を北から併せる。なおこの辺から、西側にひと山越えて同じく鈴鹿川水系の八島川が並行する。両者は1~2kmしか隔たっていない。 東名阪自動車道と交差して程なく南流に転じて亀山市に入り、約3kmで安楽川に注ぐ。並行してきた八島川は、御幣川が注ぐわずか400m西で、やはり安楽川に注いでいる。 流域の自治体主な支流
主な利水施設並行する交通流域の観光地脚注外部リンク |