弥勒堂 (茨木市)

弥勒堂
所在地 大阪府茨木市水尾4丁目2-52
位置 北緯34度48分25.9秒 東経135度34分40.8秒 / 北緯34.807194度 東経135.578000度 / 34.807194; 135.578000
本尊 弥勒菩薩
開基 伝・行基
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弥勒堂(みろくどう)は大阪府茨木市水尾にある仏堂。本尊は弥勒菩薩

概要

弥勒堂は僧行基が開基したという西方浄土寺址にあり、浄土寺は境内に瑞光寺、浄楽寺、心願寺、迦称寺、慶明寺等の坊舎があったが、明徳年間(1390~1394)に高野山との確執を契機に衰退し、天正年間(1573~1592)、織田信長により焼き払われた[1]

現在の堂は阪神淡路大震災の後、平成8年(1996年)に建て直したもの。旧堂の貞享3年(1686年)の棟札に「上棟摂津国島下郡水尾村浄土寺本堂造立所敬白」とあり、弥勒堂は浄土寺の本堂とみなされている。水尾・内瀬・真砂の旧3カ村の総代による共同管理で、毎年3月15日の涅槃会(ねはんえ)に涅槃図と十王図の開帳を行っている[2]

文化財

交通アクセス

出典

  1. ^ 井上正雄 『大阪府全志』(1985)全国書誌番号:73012615
  2. ^ 茨木市史編さん委員会『新修 茨木市史 第9巻』(2008)全国書誌番号:21421692
  3. ^ 鷹巣純「茨木市水尾弥勒堂所蔵六道十王図に関する基礎的考察」『愛知教育大学研究報告. 人文・社会科学編』第46巻、愛知教育大学、1997年3月、226-215頁、ISSN 13414615NAID 110000575996