延寿寺 (彦根市)
延寿寺(えんじゅじ)は、滋賀県彦根市にある臨済宗永源寺派の寺院である。山号は永明山。本尊は観世音菩薩。 歴史749年(天平勝宝元年)行基によって創建されたと伝えられる。元は天台宗に属していた[1]。中世になり一時荒廃するが、文明16年(1484年)に延寿寺内の静林寺が復興[1]。この時期に蜷川親元が延寿寺内で歌を詠んだという記録が残る[1]。 その後戦国時代から安土桃山時代にかけて、兵火により焼失するが、江戸時代に入り臨済宗永源寺派の禅師円光の弟子が入山し、臨済宗に改めて再興された[1][2]。 延寿寺村荒神山の麓に位置する当寺とその周辺は、江戸時代から明治7年(1874年)まで延寿寺村を形成していた[1][2]。村は延寿寺領の二石余を除き、彦根藩領であった[1]。 延寿寺村は明治7年に塚村、下平流村と合併し、寿村となる[3]。寿村は明治12年(1879年)に合併により稲里村になり[1][4]、稲里村は明治22年(1889年)に稲里村を含む9ヶ村の合併で稲枝村になる[4]。稲枝村は昭和30年(1955年)に3ヶ村の合併により稲枝町となり[5]、昭和43年(1968年)に彦根市に編入された[4][6]。 文化財
所在地
脚注参考文献
外部リンク関連項目
座標: 北緯35度13分44.5秒 東経136度11分35.9秒 / 北緯35.229028度 東経136.193306度 |