廣瀬 純(ひろせ じゅん、1971年 - )は、日本の批評家[2]。龍谷大学教授。
専門は映画論、現代思想、フランス語・フランス文学。
妻は青山真治映画のプロデューサーなどを務めた佐藤公美。
主な著書に『美味しい料理の哲学』[3]、『闘争のアサンブレア』[4]、『シネキャピタル』[5]、『蜂起とともに愛がはじまる』[6]、『シネマの大義』。
経歴
早稲田大学大学院文学研究科芸術学専攻修士課程修了。パリ第三大学映画視聴覚研究科博士課程中退。
映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」元編集委員。フランスの映画雑誌「VERTIGO」編集委員。
ジャン=リュック・ゴダールなどヌーヴェルヴァーグを研究。
著書
単著
- 『美味しい料理の哲学』(河出書房新社、2005年)
- 『闘争の最小回路 南米の政治空間に学ぶ変革のレッスン』(人文書院、2006年)
- 『シネキャピタル』(洛北出版、2009年)
- 『蜂起とともに愛がはじまる 思想/政治のための32章』(河出書房新社、2012年)
- 『絶望論 革命的になることについて』(月曜社、2013年)
- 『アントニオ・ネグリ 革命の哲学』(青土社、2013年)
- 『暴力階級とは何か 情勢下の政治哲学 2011-2015』(航思社、2015年)
- 『シネマの大義 廣瀬純映画論集』(フィルムアート社、2017年)
共編著
- 『闘争のアサンブレア』(月曜社、2009年、コレクティボ・シトゥアシオネスと共著)
- 『資本の専制、奴隷の叛逆』(航思社、2016年、編著)
- 『三つの革命 ドゥルーズ=ガタリの政治哲学』(講談社、2017年、佐藤嘉幸と共著)
- 『ドゥルーズと革命の思想』(以文社、2022年、堀千晶・山崎雅広と共著)
訳書
- 『芸術とマルチチュード』(月曜社、2007年、アントニオ・ネグリ著)
- 『未来派左翼』(NHK出版、2008年、アントニオ・ネグリ著)
- 『マルチチュードの文法 現代的な生活形式を分析するために』(月曜社、2009年、パオロ・ヴィルノ著)
- 『ノー・フューチャー イタリア・アウトノミア運動史』(洛北出版、2010年、フランコ・ベラルディ著)
脚注
外部リンク