平山郡(ピョンサンぐん)は、朝鮮民主主義人民共和国黄海北道に属する郡。
地理
黄海北道の南部に位置し、郡域の東部を北から南へ礼成江が流れる。
行政区画
1邑・2労働者区・20里を管轄する。
- 平山邑(ピョンサヌプ)
- 青鶴労働者区(チョンハンノドンジャグ)
- 平和労働者区(ピョンファロドンジャグ)
- 岐灘里(キタンニ)
- 礼城里(リェソンニ)
- 龍宮里(リョングンニ)
- 林山里(リムサンニ)
- 復水里(ポクスリ)
- 鳳川里(ポンチョンニ)
- 峰灘里(ポンタンニ)
- 山城里(サンソンニ)
- 山水里(サンスリ)
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- 三龍里(サムニョンニ)
- 三泉里(サムチョンニ)
- 象岩里(サンアムニ)
- 沃村里(オクチョンニ)
- 瓦峴里(ワヒョンニ)
- 月川里(ウォルチョンニ)
- 舟浦里(チュポリ)
- 清水里(チョンスリ)
- 灘橋里(タンギョリ)
- 汗浦里(ハンポリ)
- 海月里(ヘウォルリ)
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歴史
日本統治時代の黄海道平山郡は14面から構成されていた。
1950年、積岩面を延白郡に移管し、1952年12月に、北朝鮮の行政区画再編に伴い、平山郡の一部は平川郡・麟山郡・新渓郡に編入された。旧平山郡安城面・南川面・金岩面・西峰面の全域、平山面・文武面の各一部、および金川郡冬火面の一部から平山郡(1邑22里)が再構成された。
年表
この節の出典[1]
- 1914年4月1日 - 郡面併合により、黄海道鳳山郡武陵面を編入、龍山面の一部が海州郡に編入、金岩面の一部が金川郡に編入。平山郡に以下の面が成立。(14面)
- 文武面・古之面・金岩面・馬山面・宝山面・上月面・西峯面・細谷面・新岩面・安城面・外邑面・積岩面・麟山面・龍山面
- 1917年 - 外邑面が平山面に改称。(14面)
- 1942年4月1日 - 宝山面が南川邑に昇格。(1邑13面)
- 1947年 - 南川邑が南川面に降格。(14面)
- 1950年 - 積岩面が延白郡に編入。(13面)
- 1952年12月 - 郡面里統廃合により、黄海道平山郡安城面・南川面・金岩面・西峯面および平山面・文武面の各一部、金川郡冬火面の一部地域をもって、平山郡を設置。平山郡に以下の邑・里が成立。(1邑21里)
- 平山邑・平和里・月川里・灘橋里・山城里・岐灘里・復水里・龍宮里・汗浦里・沃村里・海月里・海相里・鳳川里・三龍里・舟浦里・峰灘里・瓦峴里・物開里・三泉里・陽岩里・清水里・山水里
- 1954年10月 - 黄海道の分割により、黄海北道平山郡となる。(1邑22里)
- 灘橋里・山水里の各一部が合併し、林山里が発足。
- 龍宮里の一部が黄海南道平川郡鳶紅里の各一部と合併し、平川郡龍村里となる。
- 沃村里の一部が龍宮里に編入。
- 1958年6月 (1邑1労働者区20里)
- 陽岩里が瑞興郡に編入。
- 物開里の一部が瑞興郡新幕里と合併し、瑞興郡瑞興邑となる。
- 瓦峴里の一部が平山邑に編入。
- 瓦峴里が瓦峴労働者区に昇格。
- 1963年11月 - 瓦峴労働者区が瓦峴里に降格。(1邑21里)
- 1967年10月 (1邑1労働者区21里)
- 物開里が青鶴労働者区に昇格。
- 麟山郡象岩里を編入。
- 1982年9月 - 海相里が礼城里に改称。(1邑1労働者区21里)
- 1991年9月 - 平和里が平和労働者区に昇格。(1邑2労働者区20里)
交通
鉄道
平釜線が郡内を貫いており、平山駅から青年伊川線が分岐している。
高速道路
出身者
脚注
外部リンク