常林寺 (京都市)
常林寺(じょうりんじ)は、京都市左京区田中下柳町にある浄土宗の寺院で山号は光明山、院号は摂取院。北隣の長徳寺、南隣の正定院と共に、砂川の三軒寺と呼ばれる。京都では昔から「萩のてら」として知られる。 沿革天正元年(1573年)2月15日、念仏専修僧魯道によって開創。天正19年(1591年)頃、豊臣秀吉の都市政策によって寺町通荒神口東入ル南側、御土居のそばに寺地が割り当てられ建立された。江戸時代に入ると、知恩院の役番として活躍した。寛文11年(1671年)1月15日、梨木町からの出火にり焼失。同年8月29日に現在地へ移転。26年の歳月をかけ、元禄11年(1698年)に第7世英譽によって現在の本堂が建立された。幕末には勝海舟の京都における宿坊で、子母澤寛の歴史小説『勝海舟』でも取り上げられている。 境内
脚注 |