川本忠雄

川本 忠雄（かわもと ただお[1]、1907年（明治40年）8月22日[1] - 没年不明）は、日本の実業家。フジ運動具店社長[2][注 1]。

経歴

奈良県大和郡山市出身[2]。1932年、立教大学経済学部を卒業する[2][4]。1937年、応召[2]。1943年、除隊後日本国際航空工業に入社する[2]。1946年、退職する[2]。

1947年、ノダ運動具店に勤務する[2]。1948年、有限に改組、取締役に就任する[2]。1962年、フジ運動具店を設立、社長に就任する[2]。行政相談委員、大和郡山市監査委員を兼任する[2]。郡山信用金庫監事をつとめる[5]。

人物

江戸時代栄えた遊廓の跡、洞泉寺町に木造三階の川本忠雄宅がある[6]。「旧川本家住宅」は2014年10月7日に国の登録有形文化財に登録され、2018年1月10日に「町家物語館」として生まれ変わり、一般公開が開始される[7]。

趣味はスポーツ[2]。宗教は融通念仏宗[2]。住所は奈良県大和郡山市洞泉寺町[2]。

家族

川本家

• 父・増雄（1885年 - ?、貸座敷業[8]、郡山町会議員[9]、郡山信用金庫専務理事）
• 妻（奈良県桜井市出身）[2]
• 長男[2]
• 二男[2]

脚注

注釈

1. 有限会社フジ運動具店について、『奈良県年鑑 1966年』には「所在地・大和郡山市矢田町通り、創立・昭和37年3月、資本金・100万円、社長・川本忠雄、事業・運動具販売、取引銀行・郡山信用金庫、南都銀行郡山支店」とある[3]。

出典

1. ^ 『奈良県年鑑 1960年』419頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2024年11月29日閲覧。
2. ^ 『日本信用紳士録 全国篇 1965年版』か227頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2024年11月29日閲覧。
3. 『奈良県年鑑 1966年』193頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2024年11月30日閲覧。
4. 『立教大学一覧 昭和9年5月』92頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2024年12月1日閲覧。
5. 『全国信用金庫名鑑 昭和42年版』353頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2024年11月29日閲覧。
6. 『ひろば（148）』13頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2024年11月29日閲覧。
7. “「町家物語館」〜歴史を、町を見つめ直し、そして新たな町の歴史や人の物語が生まれる。”. 大和郡山市 (2024年9月25日). 2024年11月30日閲覧。
8. 『帝国信用録 第31版』奈良県7頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2024年11月29日閲覧。
9. 『関西商工録並ニ人物誌』195頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2024年11月29日閲覧。

参考文献

• 『関西商工録並ニ人物誌』関西毎日新聞社、1927年。
• 立教大学編『立教大学一覧 昭和9年5月』立教大学、1934年。
• 帝国興信所編『帝国信用録 第31版』帝国興信所、1938年。
• 大和タイムス社編『奈良県年鑑 1960年』大和タイムス社、1959年。
• 東興秘密探偵社編集部編『日本信用紳士録 全国篇 1965年版』東興秘密探偵社、1964年。
• 大和タイムス社編『奈良県年鑑 1966年』大和タイムス社、1965年。
• 『全国信用金庫名鑑 昭和42年版』金融経済新聞社、1966年。
• 近畿建築士会協議会編『ひろば（148）』近畿建築士会協議会、1976年。