岸本 マチ子(きしもと マチこ、1934年11月29日 - 2023年7月29日)は、日本の俳人、詩人である[1]。
経歴
1934年11月29日、群馬県伊勢崎市に生まれる[2]。中央大学卒業[3]。1958年、結婚を機に沖縄県に移住した[4]。琉球放送のアナウンサーを経て、雑貨卸売会社に勤務した[5]。
1978年に詩集『黒風』で第1回山之口貘賞、1984年に詩集『コザ中の町ブルース』で第17回小熊秀雄賞を受賞した[3]。1989年に俳誌『WA』を創刊、主宰した[4]。1994年に第44回現代俳句協会賞を受賞した[3]。
2023年7月29日、肺炎のため沖縄県那覇市の病院で死去した[5]。88歳没[6]。
著書
単著
- 『与那国幻歌』(天籟通信、1974年)
- 『黒風』(オリジナル企画、1978年)
- 『コザ中の町ブルース』(花神社、1983年)
- 『サシバ』(花神社、1985年)
- 『海の旅 篠原鳳作遠景』(花神社、1985年)
- 『岸本マチ子詩集』(土曜美術社出版販売〈日本現代詩文庫〉、1990年)
- 『イチカラン・イチチ』(花神社、1990年)
- 『花神現代俳句』(花神社、1997年)
- 『ヒミコ』(花神社、1997年)
- 『縄文地帯』(本阿弥書店、1999年)
- 『曼珠沙華』(毎日新聞出版、2001年)
- 『花でいご』(花神社、2003年)
- 『通りゃんせ』(角川書店、2008年)
- 『一角獣』(東京四季出版、2010年)
- 『吉岡禅寺洞の軌跡』(文學の森、2013年)
- 『鶏頭』(本阿弥書店、2019年)
編集
- 鈴木真砂女著『鈴木真砂女句集』(芸林書房、2002年)
受賞
脚注