岩崎渉
岩崎渉(いわさき わたる、1983年3月[3] - )は、日本のバイオインフォマティクス研究者、小説家。 東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻を本籍とする約50人規模の研究室を2024年3月時点では主宰していた[4]。しかし、2024年4月に大学院生の新規募集停止や研究室のホームページの閉鎖が突如行われ、報道された[5]。 人物日本学術会議の若手アカデミー代表[3][6][7]や日本バイオインフォマティクス学会長[8]を歴任するなど、著名な若手研究者として知られる[5]。日本学術会議がG7の学術会議共同声明を2019年に安倍晋三内閣総理大臣に手交した際には同席した[9]。岩崎のコメントが掲載された日本の科学の現状についてのNature誌記事[10]は国会でも取り上げられた[11]。 2022年1月7日[12]から2024年4月6日[13]にかけて、雑誌「文藝」に直木賞作家と共作で小説を連載した。 研究業績NHKニュースでの報道[14]やネイチャー バイオテクノロジー誌での表紙掲載[15]が行われたような主要業績は以下。 岩崎研究室のホームページでは、100報以上の発表論文の全てについて、日本語による短文解説が掲載されていた[19]。 研究室閉鎖騒動2024年4月初旬に研究室のWebサイト[4]や岩崎のResearchmapが突如閉鎖された。先端生命科学専攻(専攻長:永田晋治[20])のホームページの教員一覧[21]からも名前が省かれた[22]。岩崎の指導によってグローバルサイエンスキャンパスの優秀賞を2022年に受賞していた高校生[23]についても新領域創成科学研究科(研究科長:徳永朋祥[24])のホームページから名前と写真が削除された[25]。4月6日には、定年には達していないにもかかわらず、2025年度の大学院入試(入試委員長:大谷美沙都[26])において修士課程・博士課程の双方について学生を募集しないことが公表された[27][28]。2024年4月11日には、日経バイオテクがこの騒動を報道した[5]。日経バイオテクの取材に対して、東大広報課は、研究不正を否定したものの、詳細な回答を拒否した[5]。 経歴
脚注出典
外部リンク
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