岡本 椿所(おかもと ちんしょ、男性、1871年1月21日〈明治3年12月1日〉[1] - 1919年〈大正8年〉10月10日[2])は、近代日本の篆刻家である。
本名は岡本義邦(旧姓・山名)、字は叔礼、椿所は号[2]。津山出身[2]。
経歴
東京に出て1895年(明治28年)に中井敬所の菡萏居社に入門し篆刻を学ぶ。同門に岡村梅軒・郡司楳所・田口逸所・増田立所・井口卓所などがいる。三村竹清に印を売り、その後交渉している。1907年(明治40年)には河井荃廬・初世中村蘭台・五世浜村蔵六・山田寒山らと丁未印社を設立した。宮内省図書寮に奉職した[2]。
脚注
- ^ 『大日本人物誌 : 一名・現代人名辞書』(八紘社、1913年)p.114
- ^ a b c d 『大人名事典 第1・2巻』(平凡社、1957年)p.570 - 国立国会図書館デジタルコレクション
出典
関連項目