岡太神社 (西宮市)
岡太神社(おかたじんじゃ)は、兵庫県西宮市小松南町にある神社。式内社論社で、旧社格は県社。鳴尾地域では最古の神社といわれる[1]。 祭神相殿歴史社伝に、宇多天皇寛平5年(893年)武庫郡広田の人岡司新五氏がこの地を開発して浜村と称し、延喜元年(901年)広田明神を祀り五穀豊穣を得たという[2]。
異称「おかしの宮」という異称があるが、この由来としてはいくつかの説がある。
境内
祭礼一時上臈毎年10月11日には、南北の講である「頭屋」が男女のヒトガタである御幣を作り、神饌とともに奉納される[9]。かつては頭屋から神社まで奉納行列が行われていたが、新住民の流入でコミュニティが希薄化し、さらには阪神・淡路大震災がとどめを刺した形となり[10]、平成9年を最後に奉納行列は行われなくなった[9]。 江戸時代には、その年に小松へ嫁いだ女性の衣装を男が着て供物を奉納する形で行われていたというが[7]、これに付随して岩見重太郎が狒々を退治したとする伝説が残っている[11]。 静止打陰暦正月9日に行われていた。この日は西宮神社の蛭児神が静止(しし)を打つ[* 1]日であり、それを避けるために等覚寺へ逃れた猪(しし)を迎えに行く祭礼であった[12]。のちに途絶しているが、神社の境内には、現在も猪の像が鎮座している。 文化財西宮市指定文化財
交通アクセス脚注注釈出典
参考文献
外部リンク
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