山下博子
山下 博子(やました ひろこ、1951年7月29日 - )は、日本の陸上競技選手。女子走幅跳の元日本記録保持者。高校1年時の1967年より日本陸上競技選手権大会を8連覇。アジア競技大会に2度、オリンピックに1度(ミュンヘン)出場。 経歴福岡県添田町出身[2]。添田町立添田中学校在学中に参加した、1965年の全日本中学生陸上競技会の女子走幅跳において、5m43(中学生新記録)で優勝[2]。翌1966年の全日本中学生陸上競技会では5m90と自己の記録を塗り替えて優勝した[2][注釈 1]。 1967年、福岡県立三潴高等学校1年生の山下は、日本陸上競技選手権大会の女子走幅跳で優勝[4][5][6]。以後、1974年まで8連覇しており[4][注釈 2]、連覇記録は2021年現在も破られていない。 高校3年時の1969年6月1日には6m26[8]の日本記録[注釈 3]を出しており、2021年3月時点でも高校記録の歴代10傑に残る記録となっている[8]。1969年9月、日本陸上競技選手権大会では6m25を記録し優勝[4]。 中京大学に進学後、1970年6月7日には実業団・学生対抗陸上競技大会の女子走幅跳で、自己の記録と並ぶ6m26の日本タイ記録で優勝[10][9]。以後、5回にわたり日本学生記録(日本記録でもある)を塗り替える。 1970年12月、アジア大会(バンコク)で金メダル。 1972年6月11日、実業団・学生対抗陸上競技大会で6m41を跳び、日本記録(日本学生記録でもある)更新[10]。これが生涯ベスト記録となった[1]。 1972年ミュンヘンオリンピックに出場するが、記録は6m14にとどまり予選で落選[11]。 1974年の日本陸上競技選手権大会では「福岡北部指導者クラブ」所属として出場、8度目の優勝を果たした[4]。 1974年9月、アジア大会(テヘラン)で銅メダル。当時は福岡県立遠賀農芸高等学校(現在の福岡県立遠賀高等学校)教諭[12]。 脚注注釈出典
関連項目外部リンク
|