小野二郎 (寿司職人)
小野 二郎(おの じろう、1925年10月27日 - )は、日本の鮨職人。すきやばし次郎創業者。「寿司の神様」[1]との俗称も見られる。 概要静岡県出身の鮨職人である。東京都にて「すきやばし次郎」を創業した。映画『二郎は鮨の夢を見る』への出演でも知られている。2022年時点でミシュラン史上最高齢の三つ星シェフで、2019年にギネス世界記録として認定された。 来歴生い立ち静岡県天竜市(当時は静岡県磐田郡)で生まれ、7歳から静岡県の料理店で奉公[2]し、のちに東京で修業する。 鮨職人として1951年に鮨職人となり、1965年に独立して現在地ですきやばし次郎を開店[2]する。 2005年に「江戸時代以来のにぎり鮨の伝統を踏まえながら、常に新しい工夫を怠らず、江戸前の握り鮨の型と魂を継承している[3]」として厚生労働省が卓越した技能者表彰により現代の名工[2][4]に選出する。 2018年1月にポール・ボキューズが他界し、単独で世界最高年長の3つ星料理人となる。2019年3月に、93歳128日で「ミシュラン三つ星レストランの最高齢料理長 (Oldest head chef of a three Michelin star restaurant)」としてギネス世界記録[5]として認定され、「第1回 Men's Beautyアワード Beautyライフスタイル部門」[注 1]を受賞する。 人物70歳で心筋梗塞に罹患して禁煙する。掌を護るために外出時は必ず手袋を着用する。 すきやばし次郎→「すきやばし次郎」も参照
店内は板場10席[6]。1994年にヘラルド・トリビューン・インターナショナル誌が世界のレストラン第6位[4]に選出する。 2007年に日本で初めて出版されたミシュランガイド東京で、三つ星を得て以後2019年版まで連続するが、2020年版以降は「一般客の予約ができなくなったこと」を理由に掲載されず[7]、2022年11月に一般客も電話予約が可能となるが、なぜか再掲載はない。 2014年4月に訪日したバラク・オバマ大統領と安倍晋三首相は、20時閉店後のすきやばし次郎で会食[8][9]した。 家族長男の小野禎一は、すきやばし次郎本店で店主として父とともに勤める[8]。次男の小野隆士は2003年に独立し、六本木ヒルズのすきやばし次郎六本木店がミシュラン二つ星[2]となる。 師弟
賞歴
栄典著書
出演DVD
映画
参考文献
脚注注釈
出典
外部リンク
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