小林 昭七(こばやし しょうしち、1932年1月4日 - 2012年8月29日[1]
)は、日本の数学者。カリフォルニア大学バークレー校名誉教授。研究領域は、リーマン多様体、複素多様体およびリー群。小林久志 (計算機科学者)は弟の一人。
経歴
東京府で出生、父の故郷の山梨県甲府市で育つ。旧制長野県立野沢中学(長野県野沢北高等学校)を経て[2]、旧制第一高等学校、1953年に東京大学理学部数学科を卒業[3]。1956年、ワシントン大学で博士号を取得。論文は(Theory of Connections)。
1970年にニースで開催された国際数学者会議で招待講演[4]を行った。
著書
- Hyperbolic Manifolds And Holomorphic Mappings: An Introduction(1970/2005),World Scientific Publishing Company
- Transformation Groups in Differential Geometry(1972), Springer-Verlag
- 曲線と曲面の微分幾何(1982), 裳華房
- Complex Differential Geometry(1983), Birkhäuser
- Differential Geometry of Complex Vector Bundles(1987), Princeton University Press
- 接続の微分幾何とゲージ理論(1989)、裳華房
- ユークリッド幾何から現代幾何へ(1990), 日本評論社
- Foundations of Differential Geometry(1996), coauthor with Katsumi Nomizu, John Wiley & Sons, Inc.
- Hyperbolic Complex Space(1998), Springer
- 微分積分読本(2000), 裳華房
- 続 微分積分読本(2001), 裳華房
- 複素幾何(2005), 岩波書店
脚注
- ^ UCバークリー校名誉教授・小林昭七さん死去 朝日新聞デジタル 2012年9月7日閲覧
- ^ 小林昭七さんの野沢中学校時代
- ^ 同期に鈴木雪夫、田村一郎、刀根薫。
- ^ ICM Plenary and Invited Speakers 国際数学者連合公式サイト(英文)
外部リンク