小川 靖彦(おがわ やすひこ、本姓、小松[1]。1961年 - )は、日本の国文学者。専門は上代文学(『万葉集』および「万葉学史[注釈 1]」)と書物学(主に中国文化圏の巻子本)。文学博士(論文博士・2007年)。青山学院大学文学部日本文学科教授。
略歴
栃木県生まれ。1985年東京大学文学部国文科卒業、1992年同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。
2007年「萬葉学史の研究」で博士(文学)の学位を取得。
1992年 国文学研究資料館研究情報部助手、1995年和光大学人文学部文学科専任講師、1998年日本女子大学文学部日本文学科助教授、2003年青山学院大学文学部日本文学科助教授、教授[3]。
受賞・学術賞
- 第25回上代文学会賞(『萬葉学史の研究』おうふう、2007年)(上代文学会) 2008年5月
- 第3回全国大学国語国文学会賞(『萬葉学史の研究』おうふう、2007年)(全国大学国語国文学会) 2008年6月
- 青山学院学術褒賞(『萬葉学史の研究』おうふう、2007年)(学校法人青山学院) 2008年11月
- 第3回古代歴史文化賞優秀作品(『万葉集と日本人 読み継がれる千二百年の歴史』角川選書、2014年)(島根県・奈良県・三重県・和歌山県・宮崎県)2016年11月[4]
著書
編・監修
論文
脚注
注釈
- ^ 「平安時代以来の『萬葉集』の研究と受容を、その時代の歴史と文化の中で捉え直すもの」であり、「現代の眼からは〈誤読〉や〈改竄〉と見える研究や受容にも、創造的意味を見出してゆく」としている[2]。
出典
- ^ 小松(小川)靖彦「『万葉集』の本来の姿はどのようなものか」(『古典文学の常識を疑う』勉誠出版、2017年5月。ISBN 9784585291473)
- ^ 『戦争下の文学者たち』「あとがき」286頁
- ^ 『万葉集と日本人』著者紹介
- ^ 古代歴史文化賞ホームページhttp://kodaibunkasho.jp/archive-2.html
外部リンク