小仙波貴幸

(こせんば たかゆき)は、日本小説家静岡県出身。2009年7月、『鬼灰買いの佐平治』(講談社BOX)で単行本デビュー。

略歴

2008年、長編ミステリ『河童刺し又衛門 数えで十七、此岸にあって未だ無知蒙昧の僕(やつがれ)』が第3回講談社BOX新人賞“流水大賞”であしたの賞を受賞した(この回の優秀賞は天原聖海黒乃翔)。「あしたの賞」はデビューを約束するものではないが、担当編集者が付くという賞である。

同年10月に、講談社BOXの文芸誌『パンドラ』の「下剋上ボックス」コーナーに短編が掲載された。同コーナーのアンケート人気投票での結果単行本デビューが決定し、2009年7月に単行本『鬼灰買いの佐平治』が刊行された。

好きな作家として、島田荘司綾辻行人京極夏彦を挙げている。[1]

作品リスト

単行本
  • 鬼灰買いの佐平治 数えで十七、水の衣を織り成して千歳の綾を解きほぐす(講談社BOX、2009年7月、ISBN 978-4-06-283718-7) - イラスト:一橋真
雑誌掲載短編
  • 鬼灰買いの佐平治 数えで十七、対岸にあって火事を横目に高鼾の阿呆(パンドラVol.2 SIDE-A、2008年10月) - イラスト:一橋真
  • 憑依飛脚の夜沙小町 数えで十七、他人の軒を借りて百年眠る夢の中(パンドラVol.2 SIDE-B、2008年12月) - イラスト:一橋真
その他
  • 連載小説 モホロビチッチ不連続面の果て 第236回(『KOBO』Vol.5、講談社、2009年6月) - 連載小説風を装って書かれた作品。阿南純士(あなん すみし)名義。

脚注

  1. ^ パンドラVol.2 SIDE-A「下剋上ボックス」コーナー参照

関連項目

外部リンク