寛元寺
寛元寺(かんげんじ)は、福岡県筑後市西牟田の臨済宗南禅寺派寺院。山号は五葉山。本尊は釈迦如来。小郡市(旧三井郡立石村)の瑞松山霊鷲寺の末寺。 筑後三十三観音霊場の第21番札所であり、観音堂に乳婦観音が安置されている。 歴史寛元元年(1243年頃)、行基開山と伝承される休気山竹立院の跡に、地頭の西牟田家綱(弥次郎、入道行西)を開基、鎌倉円覚寺の住持の雲山元怡を開山として創建された。 西牟田氏がこの地域を領した期間はその菩提寺として栄えたが、同氏が佐賀へ移って以降は経済的に困窮し、桃山時代から江戸時代初期にかけて無住(住職のいないこと)の時代もあった。 江戸時代は久留米藩の支配下にあり、元禄8年(1695年)の「郡中品々寄」に『寺社御寄付2石2斗』とある。 参考文献 |