学校法人大阪信愛女学院(がっこうほうじんおおさかしんあいじょがくいん)は、大阪府大阪市城東区にある学校法人。フランスのモンフェルメイユに総本部を置き、兵庫県宝塚市に日本管区の本部修道院を置くカトリック修道会、ショファイユの幼きイエズス修道会が経営母体となる。
沿革
歴代理事長
- 村田初子
- 松永キク
- 縄田訷子
- 岩熊美奈子 - 現理事長
学院を構成する学校・園
和歌山信愛大学・和歌山信愛女子短期大学や久留米信愛中学校・高等学校、熊本信愛女学院中学校・高等学校は姉妹校である。
学院の取り組み
信愛グローバルコモンズ
- 国際教育の中核機関として、グローバル市民の育成を目標としたさまざまな自主活動・ プログラムを実施している。園児、児童、生徒、学生、保護者まで幅広く利用可能となっている。
夢未来高等学院 大阪信愛校
- 長崎県にある広域通信制高等学校「こころ未来高等学校(本部校)」に在籍する生徒が、遠方にいながらも3 年間で卒業ができるよう、単位修得・進級などの支援を行っている。
教育会
- 教育を支援する「教育会」という保護者の会が組織されている。学院の教育的環境の整備充実に努め、学院と家庭の連絡を密にし、相互の理解を深めて園児・児童・生徒・学生たちの幸福な成長発展に寄与することが目的である。
安全対策
- 門にガードマンが常駐し、登下校する子どもたちを見守り、訪問者には保護者証・入校証の提示・確認を徹底している。
- キャンパス各所に防犯カメラを設置して、24時間体制で機械警備している。
- 小学校・幼稚園では、近隣の主要駅および城東区・鶴見区・都島区・旭区・市外各エリアにスクールバスを運行している。
- 小学校では、登下校で下足室を通過した時刻を保護者にメールで通知している。
- 短期大学生が警察署の防犯啓蒙活動に協力している。
- 園児、児童、生徒、学生、教職員など1,200名以上が参加する「学院総合一斉避難訓練」を実施し、各校で年に数回、避難・防災訓練を実施している。
同窓会
めぐみ会(短期大学)
卒業生は「大阪信愛学院短期大学同窓会めぐみ会」の会員となる。「めぐみ会」は、大阪信愛女学院幼稚園教員養成所および大阪信愛学院短期大学(大阪信愛女学院短期大学)の卒業生で構成する同窓会で、1962年(昭和37年)7月の総会にて結成された。会報の発行や総会・懇親会等の開催を中心に活動している。
愛友会(高等学校)
卒業生は「大阪信愛女学院愛友会」の会員となる。「愛友会」は1912年(明治45年) 3月に発足し、大阪信愛高等女学校卒業者および大阪信愛女学院高等学校の卒業生で構成する同窓会である。会報の発行や総会・懇親会等の開催を中心に活動している。
社会との関わり
逸話
脚注
参考文献
- 幼きイエズス修道会日本管区本部編『レーヌとその王国』幼きイエズス修道会管区本部、1970年、185頁。
- 大阪信愛女学院『90年史 1884〜1974』大阪信愛女学院、1974年、188頁。
- 幼きイエズス修道会日本管区編『途杖100年』幼きイエズス修道会日本管区、1977年。
- 『レーヌ・アンティエ ショファイユの幼きイエズス修道会創立者』ショファイユの幼きイエズス修道会、1983年、72頁。(駒沢喜代美 シナリオ/作画 アンドレ・バール マリー・ジョゼフ・デノワイエ資料提供 安田久雄大阪大司教認可)
- 大阪信愛女学院『信愛百年 遙かなる光への道 1884〜1984』大阪信愛女学院、1984年、208頁。
- 村田初子『無償の愛に生きて 130年前のシスタ-の挑戦』講談社、2010年、205頁。
- 『令和2年10月末申請の大学等の設置認可の諮問について』文部科学省(平成2年12月12日閲覧)
- 『令和4年度開設予定の大学等の設置に係る答申について(令和3年8月27日)』文部科学省(平成3年9月1日閲覧)
関連項目
外部リンク