大野日吉神社
大野日吉神社(おおのひよしじんじゃ)は、石川県金沢市大野町5丁目81番地にある神社。祭神は、大山咋神と大物主神。創建は天平5年(733年)と伝える。 概要金沢港に近く、醤油の製造で有名な大野町に鎮座する。 社殿が高台に位置するため、参道はかなり傾斜の急な坂道になっている。 背後には、大野やすらぎの森が存在する。 『村社日吉神社御由緒調査書』によると、近江国の日枝山から大山咋神を勧請したのが当社の創建である。創建については、この説の他にも数説が存在する。 近隣の、大野湊神社とは深い関係があるとされる。 歴史創建当初の祭神は大山咋神のみであったが、貞観2年(860年)に大物主神を勧請して合祀。 保元年間(1146年~1148年)には非常な繁栄を誇った。 しかしその後、木曾義仲の軍勢や、賊徒の手によって、二度社殿が焼失。 次第に威勢を失う。 だが一転して、江戸時代には加賀藩の藩主、前田家によって篤い崇敬を受ける。 歴代藩主が当社に数度参詣。また、宝物の奉納や祈祷も行った。 氏子の崇敬も篤く、創建から1000年、1050年、1100年を記念した3度の祭典が行われた。 明治7年(1875年)、それまでの山王権現との名称を廃して、日吉神社と改めた。 文化財
交通
関連項目参考文献
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