大津 綾香(おおつ あやか、1992年〈平成4年〉11月18日 - )は、日本の政治活動家、元子役タレント。みんなでつくる党党首(第2代)。タレント時代はファイブ☆エイトに所属していた。
経歴
神奈川県横須賀市生まれ[1]。高校生の頃まで横須賀市や逗子市で育つ[2]。幼少期は子役として活動し、2002年から3年間はNHKの『週刊こどもニュース』で、池上彰の娘役として出演するなどした[3]。中学生の時に芸能界を引退。その後はアメリカへの留学[4]を経て日本大学芸術学部デザイン学科で建築について学び、同大学中退[5]後、建築デザイナーとして建築事務所に勤務した[6]。
2023年1月、大津はNHK党党首の立花孝志が設立に携わる政治団体・「政治家女子48党」の候補者応募広告をYouTube上で見かけ、応募した[4]。同月13日に政治家女子48党が国会内で会見し、同年4月の第20回統一地方選挙の候補者36人を発表。大津は同団体公認で23日投開票予定の目黒区議会議員選挙に立候補することが明らかとなった[7]。
同年3月8日、国会欠席を続けるNHK党のガーシー(東谷義和)参議院議員が、参議院から科された懲罰に応じなかったことを受け、党首の立花孝志が辞任を表明。NHK党の党名を「政治家女子48党」に変更し政治団体と名称を同じにしたほか、後任の党首には大津を充てると発表した[8]。
同年3月12日、4月9日に投開票される神奈川県知事選挙への立候補を表明した[9]。
県知事選投開票日直前の4月7日には、前党首の立花が大津について党首職を3月29日付で解かれ[10]、4月6日付で党から除名したと発表[11]。一方で大津は自身のTwitterで「承認していないので私は政治家女子党首を辞めていません」と投稿しており、両者の主張は対立している[12]。4月9日の県知事選投開票の結果、候補者4人中3位で落選[13]。翌10日には16日告示・23日投開票の目黒区議選(定数36)に立候補する意向を示した[14][注 1]。同16日、同区議選に政治家女子48党から[15]立候補するも、57人中48位で落選した[16][17][18]。
同年6月9日、法務局は立花らが提出した政治家女子48党の変更届を認めず[19]、同年9月5日、総務省は党名及び代表変更届を正式に不受理とすることを発表した[20]。
11月6日、大津は記者会見を開き「みんなでつくる党」への党名変更を発表した[21]。同14日、総務省は大津が届け出ていた党名変更について受理したと発表した[22]。
2024年10月14日、同月に行われる第50回衆議院議員総選挙東京都第9区に立候補すると表明した[23]。
政策・主張
- 2023年3月15日にガーシー参議院議員が議会から除名されたことを受け、同日の記者会見で「発信力があり、必要な議員だった。除名は残念。少数派がいじめを受ける議会はおかしい」と述べた[24]。翌16日にガーシーは名誉毀損容疑などで逮捕状を請求されたが、これについては「残念だ」と述べ、今後の対応については「(前党首で党事務局長の)立花さんにお任せをしていこうと思う」とした[25]。後に、ガーシー元参議院が当選したことについて「皆んながバカで立花さんが言うように面白いことに投票しようみたいな人があまりにも多くて、国政政党に何も希望を見出せない人がふざけて入れたのがガーシー票だと思います」と評価している[26]。
- 2023年4月に実施される神奈川県知事選挙への立候補を表明した際は、「NHKの被害者を救う活動を続けるために政治家女子が生まれて、女性議員を増やすこと、若い方にも政治参加のハードルを下げる活動をしている事を伝えてまいります」と意気込みを語った[9]。一方、現職の黒岩祐治知事への評価を問われると、「いまは都内に住んでいて、神奈川のことは調べていないのでよく分からない。黒岩知事が何をしていたか、それについてどう思うか聞かれても私には答えられない。黒岩知事を打ち倒してやろうという気持ちで出てきておらず、党の宣伝をしたいと考えている」と述べた[2]。
選挙歴
当落 |
選挙 |
執行日 |
年齢 |
選挙区 |
政党 |
得票数 |
得票率 |
定数 |
得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数
|
落 |
神奈川県知事選挙 |
2023年4月9日 |
30 |
―― |
政治家女子48党 |
15万1361票 |
5.29 |
1 |
3/4 |
/
|
落 |
目黒区議会議員選挙 |
2023年4月23日 |
30 |
―― |
政治家女子48党 |
1008票 |
1.03 |
36 |
48/57 |
/
|
出演
映画
テレビ
CM
脚注
注釈
出典
外部リンク