大橋 隆憲(おおはし りゅうけん、1912年1月22日[1] - 1983年3月11日[2])は、日本の統計学者・僧侶。京都大学名誉教授。
略歴
新潟県加茂市生まれ。旧名・栄俊。1935年東京帝国大学文学部宗教学科卒、1940年京都帝国大学経済学部卒、同助手、1942年日本鋼管入社、1949年京都大学経済学部助教授、1965年教授。1963年 経済学博士の学位を取得。1966-1967年経済学部長、1975年定年退官、名誉教授となり、日本福祉大学教授、1982年花園大学教授を務めた[4]。
著書
- 『現代統計思想論』有斐閣 1961
- 『日本の統計学』(市民教室)法律文化社 1965
共編著
- 『日本鉄鋼業の生産構造 製鉄業参考資料の統計的分析』足利末男共著 有斐閣(京都大学経済調査所)1952
- 『社会科学的統計思想の系譜』編著 啓文社 1961
- 『日本の階級構成』編著 岩波新書 1971
- 『経済統計』高木秀玄,大屋祐雪共編(有斐閣双書)1973
- 『新マルクス経済学講座 6 戦後日本資本主義の階級構成』宇佐美誠次郎共著 有斐閣 1976
- 『図説日本の社会福祉』共著 法律文化社 1984
- 『社会調査論 社会科学としての社会調査』宝光井顕雅、吉原直樹共編 法律文化社 1985
翻訳
- ゲオルグ・フォン・マイヤ『統計学の本質と方法』小島書店 1943
- パウル・フラスケンパー『一般統計学 統計学綱要 第1部』足利末男共訳 農林統計協会 1953
- ア・イ・ペトロフ編『経済統計学教程』木原正雄共監修訳 有斐閣 1957-61
- マルシャル『経済学と統計技術』監訳 ミネルヴァ書房 1959
- S.オソウスキー『社会意識と階級構造』(世界の思想)細野武男共訳 法律文化社 1967
- アラン・ハント編『階級と階級構造』小山陽一ほか共訳 法律文化社 1979
記念論文集
- 『天空委鳥飛 大橋隆憲先生追悼文集』大橋隆憲先生追悼文集刊行会 1984
- 『現代の階級構成と所得分配 大橋隆憲先生追悼論文集』坂寄俊雄ほか編、有斐閣 1984
論文
- 学位論文
脚注