大暴れ孫悟空
『大暴れ孫悟空』(おおあばれそんごくう、原題:大鬧天宮、だいどうてんぐう、拼音: )は、1961年に上海美術映画製作所より製作された京劇仕立ての劇場用カラー長編アニメーション映画。上巻(1961年)・下巻(1964年)を分けて公開された。中国の白話小説『西遊記』第十三回「大鬧天宮」を題材にした作品。チェコで行われた第13回カルロヴィ・ヴァリ映画祭の短編映画特別賞、第22回ロンドン国際映画祭の最優秀映画賞、中国映画百花賞などを受賞した。監督はアジア初の長編アニメ映画『西遊記 鉄扇公主の巻』で有名な万籟鳴(ウォン・ライミン)。 文革期により上映禁止、フィルムが散逸するという事件も発生しており、作中で暴走する孫悟空は中国を混乱させる毛沢東のメタファーと当時みなされていた[1]。1978年より再び完全版が公開されている。また、2012年1月11日に『大鬧天宮3D』のタイトルで、画面の色彩デジタル化をして上映された。 日本では共同映画社提供の46分(全5巻, 501.4m)のバージョンが、1963年頃上映されており、この際は「大あばれ孫悟空」の題名である[2]。近年でも、2012年9月22日より日中友好協会が、日中国交回復40周年を記念して約43分の上巻を公開している記録がある[3]。 あらすじ
キャスト
スタッフ
関連項目
注・出典
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