士官候補生 (行進曲)『士官候補生』(しかんこうほせい、英語: The High School Cadets)は、ジョン・フィリップ・スーザが1890年に作曲した行進曲。 原題どおり『ハイスクール・カデッツ』とも呼ばれる[1][2]。ハイスクール・カデッツとは当時のワシントンDCにあった高校生のドリル・チーム(行進隊)の名称であり、『士官候補生』という邦題は誤解によるものだが定着している。 概要ドリル演技は当時のアメリカ合衆国で盛んであり、スーザは2年前の1888年にやはりワシントンDCにあったナショナル・フェンシブルズという名前のドリル・チームのための行進曲を作曲している。ハイスクール・カデッツはナショナル・フェンシブルズのライバルチームであり、ナショナル・フェンシブルズ用の行進曲より優れた作品を書いてほしいとスーザに要望した。この注文に答えて書かれたのが本曲である。高校生はこの曲を気に入り、行進曲の印刷・著作料として24ドルを支払った[3]。 音楽曲は変ニ長調2分の2拍子。トリオ部分は変ト長調で2つの部分からなるが、第1の部分は非常に静かにはじまる。 脚注
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