坂本家住宅主屋 (奈良市)
坂本家住宅主屋(さかもとけじゅうたくしゅおく)は、奈良県奈良市勝南院町にある歴史的建造物。町家。国の登録有形文化財。 概要猿沢池南の南北道路に西面して建つ[1]平入町家[2]。江戸末期の嘉永7年(安政元年、1854年)の地震の後に建てられたとされており、敷地南側に1間の空き地が地震への備えとして設けられている[1]。 2010年(平成22年)4月28日、国の登録有形文化財に登録された[1]。 構造桁行7.4m、梁間9.9m、木造つし2階建、切妻造桟瓦葺[2]で、庇上のつし部分が低いのが特徴である[1]。 当家では代々古着商が営まれ、建築当初は揚げ店や蔀、奈良格子と呼ばれる丸太格子など、古式の表構えであった[1]。第二次世界大戦後、商売をやめると、表構えも改修され、現在は出入り口に格子引違い戸、正面北側に出格子、南端に出格子窓を構え、外壁は漆喰塗で腰を竪板張としている[1][2]。庇上部の両側には袖卯建(そでうだつ)が付く[1]。 出典参考文献
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