坂井市立図書館(さかいしりつとしょかん)は、福井県坂井市が図書館法第10条及び坂井市立図書館条例に基づき設置、運営する公共図書館。坂井市内に4館ある。
概要
2006年(平成18年)3月20日、旧坂井郡4町(三国・丸岡・春江・坂井)の各町立図書館が、坂井市への合併で坂井市立図書館となった。4館は図書管理システムが統合されているため、各図書館間で相互貸出・返却が可能であり、インターネット予約した図書については受け取りを希望する館を指定することも可能である[4]。開館時間は、午前9時30分から午後6時30分で、全館共通となっている。2021年(平成31年)4月1日現在、4館の総蔵書数は649,435冊である[1]。
三国図書館
概要
三国町神明一丁目のみくに文化未来館内に所在し、三国町出身の平澤貞二郎の蔵書を集めた記念文庫[5]と、彼のイニシャルを冠したH氏賞歴代受賞作の書庫・電子書籍データベースが特色。
沿革
- 1961年(昭和36年)7月 - 三国町立図書館として開館。
- 1971年(昭和46年) - 改築。
- 1972年(昭和47年)- 移動図書館車「くずりゅう号」運行開始[5]。
- 1993年(平成5年)11月1日 - 三国北小学校旧校舎跡地に建設された複合文化施設「みくに文化未来館」内に移転開館[5]。
- 2005年(平成17年)度 - 移動図書館車「くずりゅう号」廃止[要出典]。
- 2006年(平成18年)3月20日 - 4町合併により、坂井市立三国図書館に改組・改称[3]。
- 2022年(令和4年)9月1日 - 改修工事のため、約7か月間の長期休館に入る[8]。
- 2023年(令和5年)3月28日 - 新書コーナーを新設し、リニューアル開館[9]。
交通アクセス
丸岡図書館
概要
丸岡町霞三丁目に所在し、丸岡出身のプロレタリア文学作家中野重治の蔵書約13,000冊を収める中野重治記念文庫[10]、丸岡出身の日本鉱山史研究の大家小葉田淳の寄贈書籍・雑誌約2万点を展示する小葉田淳記念文庫[11]、丸岡出身の作曲家今川節の直筆の楽譜と遺品、写真、追悼文などを展示する今川節の部屋[12]が特色。
沿革
- 1983年(昭和58年)5月28日 - 中野重治文庫記念丸岡町民図書館として開館[13]。
- 2004年(平成16年) - 小葉田淳の蔵書約2万点が寄贈され、小葉田淳記念文庫として一般公開[11]。
- 2006年(平成18年)- 今川節の部屋を開設[12]。
- 2006年(平成18年)3月20日 - 4町合併により、坂井市立丸岡図書館に改組・改称[3]。
交通アクセス
- 北陸新幹線・ハピラインふくい線 福井駅から京福バス「丸岡城行き」乗車約40分、「丸岡城」バス停下車 徒歩5分
- 北陸自動車道 丸岡ICから車で約5分
春江図書館
概要
春江町西太郎丸に所在し、2階に設置されている古谷綱武・吉沢久子文庫、古谷綱武ゆかりの品の展示が特色。古谷綱武・吉沢久子文庫は、二人の著書など、関連する図書・雑誌8,346冊のほか、古谷の書簡や愛用品などを所蔵[14]。
沿革
- 1995年(平成7年)5月11日 - 春江町立図書館としてハートピア春江に併設する形で開館[15]。
- 1997年(平成9年)- 「古谷綱武・吉沢久子文庫」開設[14]。
- 2006年(平成18年)3月20日 - 4町合併により、坂井市立春江図書館に改組・改称[3]。
- 2020年(令和2年)3月30日 - 図書館棟を含む施設の耐震改修工事のため、2021年(令和3年)3月まで、1年間の長期休館に入る[16]。
- 2021年(令和3年)3月2日 - ハートピア春江の全面再開に先行して、図書館がリニューアル開館[17]。旧AVコーナーは、壁面書架の郷土資料コーナーと授乳室に改装[17]。
交通アクセス
坂井図書館
概要
坂井町下新庄に所在し、隣接する坂井中学校とは学校図書館を通してつながっており、教員・生徒による利用も念頭に置いているのが特色[18]。2013年(平成25年)、坂井中学校校舎の耐震改修計画に合わせて、狭隘となった旧館を閉館し、中学校の敷地内に新築移転した[4]。
沿革
- 1987年(昭和62年)4月15日 - 坂井町立図書館として開館[19]。
- 2006年(平成18年)3月20日 - 4町合併により、坂井市立坂井図書館に改組・改称[3]。
- 2013年(平成25年)
交通アクセス
- ハピラインふくい線 丸岡駅下車 徒歩13分
- 北陸自動車道 丸岡ICから車で約15分
脚注
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
坂井市立図書館に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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