土淵バイパス
土淵バイパス(つちぶちバイパス)は、岩手県遠野市を通る国道340号のバイパス道路。 概要遠野市土淵地内における線形不良・幅員狭小の隘路区間の解消により安全し、北上高地を縦断する唯一の幹線道である国道340号の幹線道路としての機能向上を目的に[1]、岩手県が主体となって2007年度より事業が進められた。とりわけ東日本大震災以降は「復興支援道路」としても位置付けられた[2]。総事業費は約17億円[2]。資料によっては、国道340号土淵工区との表記も[1]。 このバイパスの愛称である“遠野かっぱロード”は、沿線の観光資源(カッパ淵、伝承園など)とともに、地域に親しまれるような道路になるよう、地域住民へのアンケートにより決定されたものである[3] 起点から土淵町柏崎までの延長2.84 km区間は2012年7月22日に開通した[4]。翌2013年は終点部のL=約0.4 kmが6月18日に、残るL=1.3 km区間も同年12月25日に開通し、もってバイパス全線を供用[5]。当初の計画を1年前倒ししての開通であった[2]。 当バイパスより北方面(宮古市側)に向かうと、立丸峠および上閉伊郡大槌町との境にある土坂峠(岩手県道26号大槌小国線)がある。2つとも急勾配・急カーブ・幅員狭小箇所が連続しているため、大型車の通行は勧められない。ただし両峠の冬期閉鎖規制は行われていない。なお、立丸峠の長大トンネルによる新道建設の予定は、延長5.21 kmの「国道340号立丸峠工区」として2012年10月より事業化され、2014年8月12日より工事着手されている[6]。 2018年11月29日に開通した 路線データ
地理通過する自治体脚注
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