土台と上部構造土台(どだい、独: Basis, 英: base)もしくは下部構造(かぶこうぞう、独: Unterbau, 英: substructure, infrastructure)と、上部構造(じょうぶこうぞう、独: Überbau, 英: superstructure)は、マルクス主義において社会構造とその変遷を説明するのに用いられる概念。 概要マルクス主義において、土台・下部構造とは、
の2つから成る生産様式(独: Produktionsweise、英: mode of production)を中心とした経済構造の総体を指す[3]。 また上部構造とは、政治・法律・道徳・宗教・芸術などの社会的な制度・組織や意識形態(イデオロギー)を指す[4]。 まとめると、
という構成になる。 この内、生産(諸)力が発展すると、それに最適化する形で生産(諸)関係に、そして下部構造(土台)全体に変革が起き、上部構造もそれに合わせて変化するし、逆に上から下へと作用を及ぼすこともあり、そうした「弁証法(相互作用)」的な過程として、人間社会と、人類の歴史の構造が説明される(唯物弁証法・唯物史観)。 脚注関連項目 |