国防部参謀本部軍事情報局が関与した諜報活動の一覧(たいわんのぐんじじょうほうきょくがかんよしたちょうほうかつどうのいちらん)では、中華民国の国防部参謀本部軍事情報局が関与した、また中華人民共和国やその他外国の公式組織から報告された諜報活動ないし事件の一覧を記載する。
諜報の一覧
情報局時代
軍事情報局時代
諜報活動
事件
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年度
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地点
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工作員/スパイ
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ミッションの詳述
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出典
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少康計画
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1992
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中国広州
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5
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少康プロジェクトは、軍事情報局の支援のもとで展開され、劉連昆は中央軍事委員会の機密文書に継続的にアクセスすることで、幅広い業務をこなした。 主な内容は、中国人民解放軍の活動、ロシアの軍事購入の詳細、中国の香港占領計画、1996年のミサイル危機におけるPLAの軍事演習などを網羅したものであったが、それだけにとどまらなかった。
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[8]
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劉広志事変
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2003
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中国福建
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36
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陳水扁政府は国民投票を推進するため、公の場で中国が台湾に配備しているミサイルの正確な数を意外に発言してしまったのである。 このうち、江西省楽平、江西省贛県、広東省梅州では96台、福建省永安では144台、福建省仙遊では64台となった。 こうした精密な情報が中国国家安全当局の目に留まり、半月もしないうちに中国国家安全部はこの事件に関わった36人のスパイを逮捕した。その結果、同じPLAの少将である劉広志が逮捕された。これは中華人民共和国建国以来、最も深刻なスパイ事件とされた。
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[2]
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中国政府または外国の公的機関によって告発されたスパイ活動
スパイ活動
事件
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年度
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地点
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スパイ
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詳細
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出典
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朱晶民スパイ件
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1997
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中国西安
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1
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陝西省西安市の国家安全局は、朱晶民スパイ事件を解明したと主張している。
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[9][10]
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王冠都スパイ件
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1997
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中国南京
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1
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江蘇省南京市の国家安全局は、王冠都のスパイ事件を解明したと主張している。
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[9]
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王平スパイ件
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1999
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中国四川
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1
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四川省国家安全局が王平スパイ事件を解決したと主張。
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[9]
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岳青スパイ件
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1999
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中国武漢
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1
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湖北省武漢市の国家安全局が、岳青のスパイ事件を解決したと主張している。
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[9]
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台湾人スパイ件
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2000
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中国北京
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3
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2000年7月31日、北京第二中級人民裁判所は、楊明中、姚嘉珍、張瑋が台湾軍情局のエージェントとして告発された「台湾人スパイ事件」の審理を行った。 楊明中氏は2年間の死刑執行猶予を言い渡され、刑期を終えた後、台湾に送り返された。
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[11][12]
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サンダー作戦
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2018
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中国
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3
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2018年9月、中国各地の公安機関は、CCTVが9月15日と16日に台湾でのスパイ活動を合同で放送するとの通達を出した。 この番組は「危険なスパイの影」というタイトルで、放送当日は中国当局の各レベルが総動員でこの番組を視聴した。 関係者のうち3人は台湾の軍情局と関係があり、許莉婷という女性が金と誘惑を利用して情報を入手し、中国の防衛機密を盗んでいたという報告もある。 台湾の大陸委員会は、この報道は虚偽であるとした。
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[13][14][15]
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参考資料